高田駅 (長崎県)

高田駅（こうだえき）

長崎県西彼杵郡長与町高田郷に所在する高田駅（こうだえき）は、九州旅客鉄道（JR九州）が運行する長崎本線のうち、長与町を経由する通称「長与支線」に位置する駅です。

歴史

高田駅は比較的新しい駅として知られています。開業は1994年（平成6年）3月1日で、それまでこの地域には駅がありませんでした。地域の発展や周辺学校の開設などを受けて設置されたと考えられます。

その後、利便性の向上を目指した取り組みが進められました。2012年（平成24年）12月1日には、JR九州が提供するICカード「SUGOCA」が利用可能となり、自動改札機への対応が開始されました。

しかし、駅運営体制の見直しに伴い、2022年（令和4年）には駅の営業形態が変更されました。まず同年3月11日をもって切符売り場の窓口営業が終了し、翌日の3月12日には駅の無人化が実施されました。これにより、駅係員が常駐する体制から無人駅へと移行しています。

駅構造

高田駅は地上にホームが設置された地上駅です。構造としては、単式のホームが1面と、そこに接する線路が1線のみ配置されています。ホームは、長崎方面へ向かう列車から見て進行方向右側に位置しています。

ホームの長さは5両編成の列車に対応できる有効長を持っています。駅舎からホームへは階段を上ってアクセスする必要があります。駅には改札口が1箇所のみ設けられており、主に長崎県立長崎北陽台高等学校側にあります。

駅の周辺を走る県道側へは、駅近くにある「天満宮地下道」を利用して連絡されており、駅周辺や学校へのアクセスルートとして機能しています。

利用状況

駅の利用状況を見ると、一定数の利用があることが分かります。

2015年度の1日平均乗車人員は453人でした。
直近のデータである2023年度の1日平均乗車人員は573人となっており、過去と比較して利用者が増加傾向にあることが伺えます。周辺に学校が多いことから、学生の通学利用などが利用人員を支えていると考えられます。

駅周辺

高田駅の周辺には、地域生活や教育に関連する施設が点在しています。

天満宮神社（天満宮公園）: 駅名の由来とも関連がありそうな神社と、それに隣接する公園です。
長与町立長与南小学校: 地域の小学生が通う小学校です。
* 長崎県立長崎北陽台高等学校: 駅の改札口に近い位置にある県立高校で、多くの学生が利用していると考えられます。

隣の駅

JR九州 長崎本線（長与支線）における高田駅の隣駅は以下の通りです。

長与駅 - 高田駅 - 道ノ尾駅

その他

「こうだ」と読む鉄道駅は、高田駅以外にも存在します。例えば、JR東海東海道本線には「幸田駅（こうだえき）」が、松浦鉄道西九州線には「神田駅（こうだえき）」があります。混同しないよう注意が必要です。

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