高知県道34号桂浜はりまや線

高知県道34号桂浜はりまや線は、高知市内の主要地点であるはりまや交差点を起点とし、同市浦戸を終点とする県道です。この路線は、高知市の中心部から風光明媚な桂浜へと至る重要な役割を担っています。

路線データ
起点：高知市はりまや町一丁目（はりまや交差点、国道32号交点）
終点：高知市浦戸（高知県道14号春野赤岡線交点）

歴史
1993年5月11日、旧建設省によって主要地方道に指定され、桂浜へのアクセス道路としての重要性が確立されました。

路線状況
この路線には、高知県道36号高知南環状線との重複区間が存在し、高知市瀬戸西町二丁目から長浜にかけての区間が共有されています。

道路施設
主要な構造物として、以下の橋梁とトンネルがあります。

橋梁：
潮江橋（鏡川）
孕橋
新川川橋（新川川）
トンネル：
宇津野隧道（下り線）：延長574m、1951年竣工
新宇津野トンネル（上り線）：延長570m、1971年竣工

これらのトンネルは、道路の線形を改善し、交通の円滑化に貢献しています。特に宇津野隧道は、戦後間もない時期に建設された歴史的建造物であり、道路技術の変遷を物語る存在です。

地理
高知市の主要な地域を通過し、沿線には以下のような施設や観光地があります。

とさでん交通桟橋線：
はりまや橋停留場
桟橋通五丁目停留場


沿線
路面電車であるとさでん交通桟橋線と並走する区間もあり、公共交通機関との連携も図られています。はりまや橋は、高知を代表する観光名所であり、周辺は商業施設や飲食店が集まる賑やかなエリアです。また、桂浜は、月の名所としても知られる景勝地であり、多くの観光客が訪れます。

高知県道34号桂浜はりまや線は、高知市の都市部と自然豊かな観光地を結び、地域住民の生活と観光客の移動を支える重要な路線です。

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