高速鳴門バスストップ

高速鳴門バスストップの概要

高速鳴門バスストップ（こうそくなるとバスストップ）は、徳島県鳴門市撫養町大桑島に位置し、神戸淡路鳴門自動車道上にあります。このバス停は1987年5月に開設され、当初は「本四撫養」と名付けられ、鳴門北IC - 鳴門ICの開通に伴う特急バスの停留所としてスタートしました。開設当初から東京行きの夜行バスや神戸・大阪行きの高速バスが利用するようになり、1998年の明石海峡大橋の開通時には現在の名称「鳴門撫養」に変更され、さらにその後、地域名「撫養」から「高速鳴門」に改名されました。現在、このバス停は毎日230回以上の便が発着し、地域の重要な交通拠点と認識されています。

交通の要所

高速鳴門バスストップは、徳島駅と関西方面を結ぶ多くの高速バスが利用しており、特に鳴門市内での交通の核としての役割を果たしています。四国旅客鉄道の鳴門駅よりも多くの便が出発・到着するため、まさに徳島県の玄関口として機能しています。また、岡山や広島方面の高速バス路線は、鳴門ICの北に位置する「鳴門インター北口」バス停が補完役となっています。

施設と設備

このバスストップには、山腹に位置する特性を生かした無料のモノレール「すろっぴー」が設置されており、麓との行き来が便利です。歩行者道も整備されており、雨天時は屋根やトンネルを通って移動できます。上りバスストップにはエレベーターも完備されているため、アクセスがさらに円滑です。

また、バス停近くには「鳴門市観光情報センター」があり、観光案内はもちろん、待合室やコインロッカー、トイレなどの施設も充実しています。また、このセンター内では高速バスの乗車券を購入することも可能で、発券業務は17時まで行っています。観光情報センターはバスストップと直結しており、訪れる人々にとって便利な拠点となっています。さらに、センターには171台収容可能な立体駐車場もあり、パーク＆バスライドが利用できるので、車で訪れる観光客にも嬉しい環境です。

路線情報

当バスストップを経由する高速バスは、神戸、大阪、京都、東京など多岐にわたっています。例えば、神戸方面へは徳島バス、神姫バス、阪神バス、山陽バスの共同運行により、三宮や新神戸駅、神戸空港への便があります。大阪方面行きも同様に、徳島バス、阪急バス、JR四国バスなどによって広くカバーされています。京都への路線もあり、阿波エクスプレス京都号として名神高槻や京都駅へ直通の便があります。

一方、徳島市や三好市方面行きのバスも運行されており、西日本全体へのアクセスが充実しています。

周辺環境

周辺には、観光情報センターをはじめ、レンタカー営業所のトヨタレンタリース鳴門店や、鳴門競艇場などのレクリエーション施設も存在します。また、セブン-イレブンや地元企業のシッピングエリアも近く、訪れる人々にとって便利なロケーションです。

このように、高速鳴門バスストップは地域の交通ハブのみならず、観光の拠点としても重要な位置づけを持つ場所です。

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