髙上智史

髙上智史（たかじょう ともふみ）

1991年12月7日生まれ、福岡県豊前市出身の柔道家。旭化成所属。168cm、B型。得意技は背負投。階級は66kg級。

経歴

6歳で柔道を始める。中学3年時には全国中学校柔道大会60kg級で優勝。桐蔭学園高校に進学後、2年時に全日本ジュニア3位。3年時にはインターハイ66kg級で2位となる。

日本体育大学に進学後、1年時に講道館杯で3位入賞。2年時には同大会で優勝を果たす。その後のグランドスラム・東京では、世界ランキング143位ながら、北京オリンピック60kg級金メダリストの崔敏浩や、世界ランキング3位のアリム・ガダノフ、元世界チャンピオンのハシュバータル・ツァガンバータルといった強豪を次々と破る快進撃を見せる。

決勝では、ランキング1位のムサ・モグシコフから先に技ありを奪われるも、逆転の一本勝ちで優勝。世界ランキング上位3名を破っての優勝という快挙を達成した。

3年時の体重別では、準決勝で海老沼匡に敗れ、海老沼がロンドン五輪代表に選出。グランドスラム・モスクワでは決勝で敗れた。

4年時には、ユニバーシアード決勝で韓国のチョ・ジュニョンを破り優勝。団体戦でも優勝に貢献。グランドスラム・東京では、決勝でチャールズ・チバナを破り、2年ぶり2度目の優勝を飾った。

2014年のグランプリ・ウランバートルでは優勝するも、アジア大会決勝では敗れて2位。2015年のアジア柔道選手権では個人戦、団体戦ともに優勝。グランドスラム・チュメニでも優勝を果たした。グランドスラム・東京では決勝で海老沼を破り2年ぶり3度目の優勝。「気持ちの面で逃げずに戦えたことが勝因。リオデジャネイロオリンピックに出たい」と語った。

2016年のグランプリ・デュッセルドルフをインフルエンザで欠場。選抜体重別でも3位となり、オリンピック代表には選ばれず、補欠となる。

2017年のグランドスラム・バクーでは決勝で敗れた。

戦績

全国中学校柔道大会 優勝（2006年、60kg級）
全日本ジュニア 3位（2008年、60kg級）
インターハイ 2位（2009年、66kg級）
ドイツジュニア国際 優勝（2010年）
講道館杯 3位（2010年）
ワールドカップ・スウォン 3位（2010年）
体重別 3位（2011年, 2012年, 2013年, 2016年）
学生体重別 2位（2011年, 2012年）
講道館杯 優勝（2011年）
グランドスラム・東京 優勝（2011年, 2013年, 2015年）
ワールドカップ・オーバーヴァルト 2位（2012年）
アジア選手権 個人戦 3位 団体戦 2位（2012年, 2015年 個人戦優勝, 団体戦優勝）
グランドスラム・モスクワ 2位（2012年）
グランドスラム・パリ 3位（2013年, 2015年）
ワールドマスターズ 2位（2013年）
ユニバーシアード 個人戦 優勝 団体戦 優勝（2013年）
グランプリ・ウランバートル 優勝（2014年）
アジア大会 個人戦 2位 団体戦 3位（2014年）
講道館杯 3位（2014年, 2016年）
ヨーロッパオープン・ローマ 3位（2015年）
グランドスラム・チュメニ 優勝（2015年）
グランドスラム・東京 優勝（2015年）
* グランドスラム・バクー 2位（2017年）

(出典: JudoInside.com)

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