魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく

魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく

『魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく』は、白夜書房によって制作された1985年リリースの18禁アニメビデオです。この作品は、カラーで25分間の映像が収められており、ハイファイステレオサウンドを特徴としています。近年には、2012年にデジタルリマスター版DVDも限られた数量で発売され、作品の魅力を再評価する機会となりました。

本作の制作に関わる「STUDIO ZAG・ART」は、同人サークル「スタジオ・アオーク（AWAKE）」に所属する森野うさぎを中心としたチームによって運営されており、プロデューサーには当時『漫画ブリッコ』編集長であった大塚英志が名を連ねています。作品はメディアミックス企画の一環として展開され、『漫画ブリッコ』の関連商品として販売されていました。

登場人物

本作には多彩なキャラクターが登場し、それぞれに個性豊かな背景を持っています。以下に主なキャラクターをご紹介します。

• - 姫野由魔（ユマ）: この作品の主人公であり、中学生の女の子。彼女は「萌中学校」に通っており、普段は素朴な少女ですが、特別な力を使って変身することができます。

• - ミア: ユマが「リップスティック」を用いて変身した姿。彼女は新たな力を手に入れたユマの象徴であり、冒険の中で重要な役割を果たします。

• - リープ: 声を伊倉一恵が担当するこの妖精は、「リップスティック」の中から出現し、ユマをサポートします。彼女の存在はストーリーにおいて欠かせないものとなっています。

• - トン: 宇宙からやってきた豚のセールスマンです。独自のユーモアを持ち込み、物語に刺激を与えます。

• - 絵魔（エマ）: ユマの隣に住む中学生で、同じ「萌中学校」に在籍しています。彼女もまた変身能力を持っています。

• - まなみ: エマが別のリップスティックを使って変身した姿です。

• - 真（マコト）: エマのボーイフレンドであり、彼女を優しく見守る存在です。

• - ソープライダー・イコック（国道１号）: ユマが操縦するパワードスーツで、動きが洗練されており、特にローラーダッシュの能力を持っています。このデザインは、同時期の作品『装甲騎兵ボトムズ』を彷彿とさせます。

スタッフ

スタッフには、森野うさぎや豊島ゆーさくを含む多彩なメンバーが集まり、創造的な作品を形作っています。特にキャラクターデザインや音響監督、音楽制作はそれぞれの専門家が手がけており、高いクオリティを誇ります。制作は白夜書房とミルキーズ・プロジェクトが担当し、アニメーションとしての完成度を高めています。

メディア

ビデオソフトのフォーマットはVHS/Betaで、収録時間は25分、価格は9800円に設定されていました。さらに、1986年にはフィルムストーリーブックが刊行され、有名なイラストレーターたちが参加。漫画化作品も発表され、その全体にわたるストーリーの広がりを見せています。

『魔法のルージュ りっぷ☆すてぃっく』は、その独自の世界観やキャラクターの魅力によって、多くのファンから愛され続けている作品です。

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