魚津桃山運動公園

魚津桃山運動公園（うおづももやまうんどうこうえん）

富山県魚津市に位置する魚津桃山運動公園は、都市公園として市民や訪問者に親しまれています。この公園は、魚津市が所有し、公益財団法人魚津市スポーツ協会が指定管理者として運営しています。高台にあり、標高170mからは市街地と海を一望できるため、自然の美しさを感じながら楽しむことができます。

概要と背景

魚津桃山運動公園は、魚津市制30周年を記念した事業として建設された公園です。その前までは農地や山林が大部分を占めていましたが、多くの人々に利用される場として生まれ変わりました。公園の正式名称は「魚津桃山運動公園」とされており、異なる表記として「魚津市桃山運動公園」も見受けられます。

歴史

公園の歴史は1982年にさかのぼります。2月20日に『魚津運動公園』という名称で都市計画が決定され、続いて基本計画案が完成しました。1984年には起工式が行われ、1987年には野球場が完成しました。ここで初めてプロ野球の試合が開催され、地域のスポーツ振興の礎となったのです。その後も陸上競技場やテニスコート、モニュメントなどの施設が次々と整備され、2005年に全工事が完了しました。

施設紹介

公園内には多様なスポーツ施設が揃っており、主なものを以下に紹介します。

野球場

• - グラウンド面積: 13,010m²（内、芝生8,550m²）
• - 収容人数: 8,246人（内野席5,013人、外野席3,233人）
• - 夜間照明: 6基
• - フィールドサイズ: 両翼92m、中堅122m

陸上競技場

• - 公認: 日本陸上競技連盟第2種
• - トラック: 全天候型ウレタン舗装の400m×8レーン
• - 収容人数: 6,420人

その他の施設

• - テニスコート（8面、ナイター設備あり）
• - スケートパーク
• - 芝生広場
• - 展望の丘（建築家ダニエル・リベスキンドによるプロジェクト）
• - 大時計（後楽園球場から移設）
• - 歩くスキーコース（降雪期のみ）

特に、園内に植樹されたソメイヨシノは「富山さくらの名所70選」にも選定され、春には訪れる人々を楽しませています。

主なイベント・大会

公園内では多くのスポーツイベントや大会が開催されています。野球場では、全日本大学女子野球選手権大会や2004年の女子野球世界大会が行われ、富山GRNサンダーバーズの公式戦でも使用されてきました。また、陸上競技場は多くの地区大会や県大会で利用されており、地域のスポーツの振興に寄与しています。

アクセス

公園へのアクセスは便利で、自動車を利用する場合、あいの風とやま鉄道線の魚津駅からは約15分、富山地方鉄道本線の電鉄魚津駅からは約10分で到着します。さらに、北陸自動車道の魚津インターチェンジからも約10分の距離にあります。

このように、魚津桃山運動公園は多彩なスポーツ施設と美しい自然に囲まれた場所で、地域の人々や観光客にとって貴重な場所となっています。

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