鯖江郵便局

鯖江郵便局：歴史と概要

福井県鯖江市に位置する鯖江郵便局は、長い歴史を持つ郵便局です。明治7年(1874年)6月1日、鯖江郵便取扱所として開設され、以来、地域住民の生活に寄り添いながら、郵便、貯金、為替といった様々なサービスを提供し続けてきました。

当初は五等郵便局としてスタートしましたが、明治8年(1875年)1月1日に鯖江郵便局となりました。その後、明治16年(1883年)4月1日には為替・貯金取扱を開始し、業務範囲を拡大。明治26年(1893年)12月21日には鯖江郵便電信局となり、電報業務も担うようになりました。

昭和31年(1956年)10月1日には電話通話および和文電報受付事務の取扱を開始。昭和36年(1961年)4月15日には吉川郵便局から集配業務を移管し、更にその役割を強化しました。

昭和53年(1978年)2月6日には、鯖江市本町二丁目から同市水落町一丁目へ局舎を新築移転。より利便性の高い場所へ移転することで、利用者の利便性向上に貢献しました。

平成3年(1991年)10月1日には、外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務を開始し、国際的なサービスも提供するようになりました。民営化が行われた平成19年(2007年)10月1日には、郵便事業鯖江支店に一部業務を移管。平成23年(2011年)6月27日には朝日集配センターの廃止に伴い、郵便事業鯖江支店がその業務を承継しました。

そして平成24年(2012年)10月1日、日本郵便株式会社の発足により、郵便事業鯖江支店は鯖江郵便局に統合され、現在に至っています。

現在の業務内容

現在、鯖江郵便局では幅広いサービスを提供しています。郵便、印紙、ゆうパック、内容証明といった基本的な郵便サービスに加え、貯金、為替、振替、振込、国際送金、外貨両替、トラベラーズチェック、国債、投資信託といった金融サービスも充実しています。

また、生命保険、バイク自賠責保険、自動車保険、がん保険、引受条件緩和型医療保険といった保険商品も取り扱っており、地域住民の多様なニーズに対応しています。ゆうちょ銀行ATMも設置されているため、現金の出し入れも便利です。

さらに、鯖江市内および丹生郡越前町内の一部地域(「916-00xx」・「916-01xx」区域)の集配業務も担っており、地域社会における重要なインフラとして機能しています。ゆうゆう窓口も設置されているので、様々な手続きをスムーズに行うことができます。

アクセスと周辺環境

鯖江郵便局は、福井鉄道福武線水落駅から徒歩約8分、つつじバス「鯖江郵便局」停留所下車すぐの場所に位置しています。北陸自動車道鯖江ICからも約3kmとアクセス良好です。

周辺には鯖江市役所、アイアイ鯖江・健康福祉センター、鯖江市文化の館（鯖江市図書館）、西山公園野球場といった公共施設があり、国道8号、国道417号、日野川も近く、生活利便性が高い立地となっています。

郵便局には19台分の駐車場も完備されているため、車での利用も容易です。

鯖江郵便局の役割

鯖江郵便局は、単なる郵便・金融サービスの提供機関にとどまらず、地域社会に貢献する重要な拠点となっています。長年にわたる歴史と信頼を背景に、地域住民の生活を支えるインフラとして、これからも重要な役割を果たしていくでしょう。

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