鯨波駅

鯨波駅（くじらなみえき）

鯨波駅は、新潟県柏崎市鯨波一丁目に位置する、東日本旅客鉄道（JR東日本）信越本線の駅です。日本海に程近い鯨波地区にあり、海水浴シーズンには多くの人々が訪れます。

概要

鯨波駅は無人駅ですが、かつては有人駅として機能していました。最盛期には、夏季の海水浴客に対応するため、臨時の駅員が配置され、硬券入場券や乗車券が販売されていました。1987年のJR化後には、簡易的な自動発券機が設置されたこともありましたが、1988年頃には駅員の派遣は中止され、現在は通年で無人駅となっています。

海水浴シーズンには、埼玉県熊谷駅から上越市の柿崎駅間を結ぶ臨時快速列車「マリンブルーくじらなみ号」が鯨波駅を経由していました。

歴史

1902年（明治35年）7月10日：北越鉄道の臨時駅として開設（9月30日まで）。
1903年（明治36年）4月15日：北越鉄道の仮駅として開設（10月31日まで、後に1904年3月31日まで延長）。
1904年（明治37年）4月1日：北越鉄道の駅として正式に開設。
1907年（明治40年）8月1日：北越鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となる。
1969年（昭和44年）1月1日：貨物取扱を廃止。
1969年（昭和44年）7月3日：駅舎改築落成式を挙行。
1971年（昭和46年）12月1日：荷物扱いを廃止し、無人駅化。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本の駅となる。
2012年（平成24年）5月1日：名誉駅長を配置。

駅構造

鯨波駅は、築堤上に相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。両ホームは跨線橋で連絡しています。

長岡駅が管理する無人駅であり、駅及び駅周辺の美化活動を行うボランティアとして、JR東日本を退職したOBに名誉駅長が委嘱されています。

駅舎2階が待合室となっており、かつては夏季の海水浴客に対応するため、臨時の駅員が派遣されていました。最盛期の1975年頃には、1日の利用客数が通常50人程度だったのに対し、2500人から3800人にまで増加することがありました。

駅舎内には、2階に乗車駅証明書発行機、運行情報確認用電話、お知らせ標が設置されており、1階には男女トイレ、郵便ポスト、公衆電話があります。

のりば

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（出典：JR東日本:駅構内図）

※案内上ののりば番号は割当てられていません。

駅周辺

新潟県道117号鯨波停車場線
国道8号（日本海夕日ライン）
鯨波海水浴場
柏崎マリーナ

バス路線

駅前には越後交通の「鯨波駅前」バス停があり、以下の路線が利用できます。

鯨波3丁目・川内・谷根 行
柏崎駅前 行

各路線の詳細は、「柏崎市公共交通ガイドブック」および「越後交通 柏崎地区時刻表」を参照してください。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■信越本線

青海川駅 - 鯨波駅 - 柏崎駅

脚注

[//]: # (参考文献などを追記)

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 駅の情報（鯨波駅）：JR東日本

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