鳥羽シーサイドホテル

鳥羽シーサイドホテル

三重県鳥羽市に位置する鳥羽シーサイドホテル（英名：TOBA SEASIDE HOTEL）は、美しい鳥羽湾の景色を堪能できるリゾートホテルです。このホテルは、近鉄グループおよび三重交通グループホールディングスの子会社として運営されています。

概要

酒店は地上14階、地下1階建てで、本館と新館に分かれています。合計211室の客室を持ち、1141人を収容できる規模は、鳥羽市内で最大です。また、すべての客室からは、鳥羽湾の素晴らしい眺望が楽しめる設計になっています。2008年には温泉を生かした「湯めぐり海百景」という商標が登録され、客室や館内の各所でのリラックスを提供しています。

年間約20万人の宿泊客が訪れ、個人客と団体客の割合はおおよそ55:45。しかし、バブル崩壊以降は団体客の利用が減少傾向にあります。ホテルは、全国理容生活衛生同業組合連合会から指定された旅館でもあり、地域の重要な宿泊施設です。

沿革

鳥羽シーサイドホテルは、1971年に三重交通グループの三交興業によって開業されました。当初は69室、317名収容の規模でしたが、1973年には増築を行い、最大520人を収容可能となりました。その後も新館を建設し、1999年には三交興業から分社して、現在の鳥羽シーサイドホテル株式会社が設立されました。また、2002年には1,800mの地下から温泉を掘削し、温泉施設を新たに導入しました。

特徴

1996年に竣工した新館は、東畑建築事務所によって設計され、広々とした空間と洋風のデザインが特徴です。特に注目されるのは、「天空のプロムナード」と呼ばれる天井で、昼には青空、夜には星空を映し出す演出が施されています。この設計により、訪れる客が新しい体験をしながら、リラックスできる場所を提供しています。

温泉

2002年にオープンした「鳥羽シーサイド温泉」は、愛称「さらさ」で親しまれています。この温泉は、日本人個人客向けに特化した風呂の整備を行い、大浴場と露天風呂など、様々なタイプの入浴施設を用意しています。宿泊客だけでなく、日帰りでの利用も可能です。泉質は弱アルカリ性低張性泉で、神経痛や関節痛の緩和、疲労回復、冷え性改善など、健康に良い効能が期待できます。

周辺環境

ホテルの周囲には安楽島地区の旅館街が広がっており、他の宿泊施設や企業の保養所も点在しています。観光スポットには安楽島海水浴場や鳥羽水族館、ミキモト真珠島などが近くにあり、観光客にとって魅力的な立地です。

その他の特徴

眺望の良さから、屋上には中京テレビ放送と三重県のライブカメラが設置されています。このため、東海地方のニュースでこのホテルからの映像が紹介されることもしばしばです。鳥羽シーサイドホテルは、その美しい景色と充実した設備によって、訪れる人々に特別な体験を提供しています。

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