鳳来寺山パークウェイ

鳳来寺山パークウェイは、愛知県新城市豊岡を起点とし、門谷を終点とする全長7.7kmの道路です。かつては愛知県道路公社が管理する有料道路でしたが、2005年7月1日に無料開放され、現在は愛知県道524号門谷豊岡線として供用されています。無料化後も「鳳来寺山パークウェイ」の名称は愛称として残っています。

概要

鳳来寺山パークウェイは、東西に走る約6kmの区間と、そこから分岐して鳳来寺山パークウェイ駐車場（山頂駐車場）へ向かう約1.5kmの区間で構成されています。このため、鳳来寺山にある鳳来寺や鳳来山東照宮への自動車用登山道路としての役割が大きいです。

歴史

1971年（昭和46年）：開通
2005年（平成17年）3月28日：全線が愛知県道524号門谷豊岡線に認定
2005年（平成17年）7月1日：無料開放

道路状況

道幅は片側1車線が確保されており、左右にカーブが連続する道です。

通行制限

安全のため、以下の基準を超える車両は通行できません。

総重量：20.0t
軸重：10.0t
幅：2.5m
高さ：3.8m
長さ：12.0m

鳳来寺山パークウェイ駐車場

鳳来寺山パークウェイ駐車場（山頂駐車場）は、パークウェイの中間地点から分岐した先にあります。有料道路時代は駐車料金は無料でしたが、無料化と同時に有料駐車場となりました。駐車場からは鳳来寺への遊歩道が伸びています。駐車場は新城市に移管され、営業時間は8:00～18:00ですが、大晦日の23:00からは初詣客のために特別営業が行われます。

周辺情報

鳳来寺山（標高695m）の山頂付近には、8世紀に利修仙人が開山したとされる鳳来寺や、徳川家光の命によって造営された鳳来山東照宮があります。通常は1,425段の石段を登る必要がありますが、パークウェイの山頂駐車場を利用すれば、徒歩約15分で本堂へアクセスできます。鳳来寺山は国の名勝および天然記念物に指定されており、新緑や紅葉の名所としても有名です。

パークウェイの東側には湯谷温泉、西側には鳳来寺山表参道の入口があります。

接続路線

愛知県道439号能登瀬新城線（起点側）
愛知県道389号富栄設楽線（終点側）

鳳来寺山パークウェイは、鳳来寺山へのアクセスだけでなく、ドライブコースとしても楽しめる道路です。四季折々の自然を満喫しながら、歴史ある寺社を訪れてみてはいかがでしょうか。

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