鷲津鈆平

鷲津 鈆平の生涯と軍歴

鷲津 鈆平（わしづ しょうへい、1885年1月20日 - 1970年2月20日）は、日本陸軍の軍人であり、最終的に陸軍中将まで昇進した。彼の軍歴は多岐に渡り、著名な戦争や軍事的イベントに関わってきた。

初期の経歴

愛知県に生まれた鷲津は、愛知一中を卒業後、1905年に陸軍士官学校に進み、第18期生として卒業した。卒業と同時に歩兵少尉に任官され、歩兵第6連隊に配属される。この時期、彼は陸軍大学校第27期を優等で卒業し、軍の中でも重要な役割を果たすことになります。

軍での役割

その後、鷲津は歩兵第6連隊の中隊長や参謀本部員、さらにはアメリカへ駐在する機会を得ました。1918年には在欧米軍に従軍し、その後もフィリピンや欧米各地での出張を通じて国際的な視野を広げます。1926年には支那駐屯軍の参謀として任命され、その後も近衛歩兵第3連隊や陸軍歩兵学校の教官などさまざまな職務に就きました。

1934年には陸軍少将に昇進し、さらに歩兵第39旅団長や近衛師団司令部付、陸軍戸山学校長として多くの指導的貢献をします。そして、1937年には陸軍中将に昇格し、翌年には第21師団長として中国戦線での戦闘に参加しました。

太平洋戦争とその後

1940年、鷲津は第4軍司令官に就任し、さらなる軍事活動を展開しますが、1941年12月には予備役に編入。この後、1945年4月には名古屋師管区司令官として再度軍務に就きましたが、その年の10月には召集解除されます。その後、1947年には公職追放仮指定を受けることとなります。

栄典と勲章

鷲津は軍人としての功績を評価され、1940年には紀元二千六百年祝典記念章を受章しました。また、彼の業績は今なお評価され続けています。

参考文献

鷲津鈆平の人生や業績については、以下の参考文献に詳しく記載されています。

• - 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
• - 福川秀樹『日本陸軍将官辞典』芙蓉書房出版、2001年。
• - 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。

以上が鷲津鈆平の生涯です。彼の貢献や影響は、日本陸軍の歴史において重要な位置を占めています。

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