鹿児島市電唐湊線

唐湊線について

唐湊線（とそせん）は、鹿児島県鹿児島市内を走る鹿児島市交通局（鹿児島市電）の軌道路線です。この路線は、鹿児島中央駅前停留場から郡元停留場までの距離を2.7キロメートルとし、10の停留場を有しています。全線が複線で、直流600Vにて電化され、運行は2系統（鹿児島駅前 - 鹿児島中央駅前 - 郡元）で行われ、7.5分ごとに車両が走ります。

路線のデータ

この路線の主要データは以下の通りです。

• - 営業距離: 2.7km
• - 軌間: 1435mm
• - 停留場数: 10（起終点を含む）
• - 複線区間: 全線複線
• - 電化区間: 全線電化（直流600V）

運行形態

唐湊線では、鹿児島市の中心部とその周辺地区を効果的に結ぶため、定期的に運行が行われています。特に、通勤・通学の時間帯には高い頻度で運行されるため、多くの市民に利用されています。また、観光客にとっても重要な移動手段であり、街の魅力を探るための便利な交通手段として認識されています。

歴史

唐湊線は1950年にその歴史が始まりました。以下に主要な歴史的な出来事を示します。

• - 1950年（昭和25年）10月1日: 西鹿児島駅前から中洲通間が開業。
• - 1952年（昭和27年）6月1日: 中洲通から唐湊間が開業。
• - 1957年（昭和32年）3月29日: 唐湊から大学通（現・工学部前）までが開業。この際、唐湊停留場は神田停留場に改称されました。
• - 1959年（昭和34年）12月20日: 工学部前から郡元間が開業し、全線が開通しました。
• - 1985年（昭和60年）4月15日: 専売公社前停留場がたばこ産業前停留場に改称されました。
• - 2004年（平成16年）3月13日: 西鹿児島駅前停留場が鹿児島中央駅前停留場に改称されました。
• - 2015年（平成27年）5月1日: たばこ産業前停留場が市立病院前停留場に、神田停留場が神田（交通局前）停留場に改称されました。

停留場一覧

唐湊線にある全ての停留場は鹿児島市内に位置し、地域の人々の日常生活に密接に関わっています。これにより、商業施設や学校へのアクセスが容易になっており、地域の活性化に貢献しています。

脚注と参考文献

この情報は、今尾恵介が監修した『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 12 九州沖縄を元にしています。この資料は、鉄道に関する詳細な情報を提供しており、興味のある方には必見の内容となっています。関連項目には、日本の鉄道路線一覧が含まれ、さらに多くの情報を得ることができます。

もう一度検索