鹿児島県指定文化財一覧

鹿児島県指定文化財一覧

鹿児島県には、鹿児島県文化財保護条例に基づき、県が指定または選定した数多くの文化財が存在します。これらの文化財は、鹿児島の歴史、文化、自然を今に伝える貴重な遺産であり、有形文化財、無形文化財、民俗文化財、記念物（史跡、名勝、天然記念物）など、多岐にわたる分野に及びます。

有形文化財

2016年6月1日現在、104件の有形文化財が指定されています。これには、歴史的建造物や美術工芸品などが含まれます。

建造物

白木神社本殿 附宮殿（伊佐市）：1953年指定。繊細な装飾が施された本殿は、歴史的価値が高い。
西田橋（鹿児島市）：1953年指定。石造りのアーチ橋で、美しい景観を形成。
新田神社本殿 拝殿 舞殿 勅使殿 両脇摂社（薩摩川内市）：1990年指定。荘厳な雰囲気を漂わせる神社建築。
鹿児島神宮本殿 拝殿 勅使殿（霧島市）：1990年指定。歴史と風格を感じさせる佇まい。
枚聞神社本殿（指宿市）：1990年指定。美しい装飾が施された本殿は、必見。
[興詮寺]内陣（薩摩郡さつま町）：2000年指定。静寂の中に佇む寺院。
花尾神社本殿（附宮殿三基）・祝詞殿・幣殿・拝殿（鹿児島市）：2002年指定。独特の建築様式が特徴。
投谷神社本殿・末社四所宮・末社地主社 附棟札13枚・妻板1（曽於市）：2003年指定。歴史を感じさせる建造物群。
大和浜の群倉（大島郡大和村）：2004年指定。独特の景観を形成する。

絵画

十六羅漢 十六幅（志布志市）：1953年指定。大慈寺に所蔵。
杉戸（南さつま市）：1954年指定。坊津町歴史民俗資料館に所蔵。
釈迦八相之図（鹿児島市）：1955年指定。県歴史資料センター黎明館に所蔵。

彫刻

勝軍地蔵（垂水市）：1953年指定。
仁王像 一躯（志布志市）：1953年指定。大慈寺に所蔵。
白木観音像（伊佐市）：1954年指定。

無形文化財

2016年6月1日現在、3件の無形文化財が指定されています。これには、芸能や工芸技術などが含まれます。

薩摩琵琶（鹿児島市）：1962年指定。
妙音十二楽（日置市）：1971年指定。
天吹（鹿児島市）：1990年指定。

民俗文化財

2016年6月1日現在、91件の民俗文化財が指定されています。これには、有形民俗文化財と無形民俗文化財が含まれ、地域の生活や文化を伝える貴重な資料となっています。

有形民俗文化財

入来町仲組の田の神（薩摩川内市）：1966年指定。
鹿児島市山田町の田の神（鹿児島市）：1966年指定。

無形民俗文化財

吉左右踊・太鼓踊（姶良市）：1961年指定。
鷹踊（薩摩郡さつま町）：1961年指定。

記念物

2016年6月1日現在、92件の記念物が指定されています。これには、史跡、名勝、天然記念物が含まれます。

史跡

鶴丸城跡（鹿児島市）：1953年指定。
福昌寺跡（鹿児島市）：1953年指定。
弥生式住居跡（鹿児島市）：1953年指定。

名勝

桜島（鹿児島市）：1954年指定。
牛之浜海岸（阿久根市）：2014年指定。

天然記念物

トカラウマ（十島村）：1953年指定。
ハマジンチョウ（阿久根市）：1953年指定。
タモトユリ（十島村）：1953年指定。

鹿児島県の文化財は、地域の歴史と文化を深く理解するための貴重な手がかりとなります。これらの文化財を訪れることで、鹿児島の豊かな魅力を再発見できるでしょう。

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