鹿島アントラーズクラブハウスグラウンド

鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドは、茨城県鹿嶋市にあるサッカーグラウンドで、Jリーグの鹿島アントラーズによって所有されています。この練習場はクラブハウスに隣接しており、練習や試合の際に多くの観客を迎え入れる重要な施設となっています。

概要

このクラブの敷地内には、メイングラウンドの他に第2グラウンドであるB面や、さらには天然芝と人工芝から構成される複数のサッカーグラウンドが存在します。特に、この練習場は「FOOTBALL DREAM」というクラブテーマのもとに位置づけられ、近代的で機能的な設備を備えています。また、クラブハウス内には公式ショップやレストラン「アントラーズカフェ」があり、ここからは食事を楽しみながら練習風景や試合を観戦することができます。さらに、クラブハウスから徒歩わずか5分の距離には、2002年のFIFAワールドカップの公認キャンプ候補地にもなった高松緑地公園多目的球技場があります。ここは、まさに「サッカーの街・鹿嶋」を体現した場所です。

周辺には、アントラーズのロゴをあしらった10基の風力発電機が設置されているサミットウインドパワー鹿嶋発電所もあり、クラブハウスからの眺めは格別です。なお、クラブハウスの建設には約19億円が投じられ、Jリーグ開幕時に茨城県および地元自治体や鹿島アントラーズが協力して、サッカー関連事業費として145億61百万円が投じられた一部です。

施設

鹿島アントラーズクラブハウスグラウンドの所在地は、茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地です。以下のように、各種の施設が整備されています。

- メイングラウンド: 天然芝グラウンド、観客席（200人収容）、照明設備
- サブグラウンド（B面）: 天然芝グラウンド、観客席（400人）、照明設備
- サブグラウンド（C面）: 天然芝グラウンド、照明設備
- フットサルコート: 人工芝グラウンド（5面）、照明設備
- クラブハウス内: 本社兼クラブハウス、オフィシャルショップ、アントラーズカフェ

公式戦としては、Jリーグユース選手権大会や高円宮杯U-18サッカーリーグなどでこのグラウンドが使用されています。また、グラウンドが整備される以前は、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区敷地内のNIPPON STEELグラウンドが練習会場として使用されており、現在でもユースチームの練習や試合に使われています。

フットサルクラブ

鹿島アントラーズでは、地域交流やクラブ施設の開放を目的に「KASHIMA ANTLERS FUTSAL CLUB」を運営しています。フットサルコートは一般開放されています（要予約）。この他にも、年間を通じてリーグ戦やイベント大会が積極的に行われています。

交通アクセス

交通面では、クラブハウス敷地内に170台収容の駐車場が完備されており、車でのアクセスも便利です。また、高速バスを利用する場合は、JR東京駅から「かしま号」を利用して「鹿島アントラーズクラブハウス」で下車可能です（東京駅からは毎時00発）。さらに、鉄道やタクシーを利用する際には、JR及び鹿島臨海鉄道の鹿島神宮駅からタクシーで約15分、または鹿嶋コミュニティバス中央線を利用し「クラブハウス前」で下車するという方法もあります。

周辺には、コンビニエンスストアのセブンイレブン鹿嶋クラブハウス前店や、日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区、高松緑地公園などの施設があるため、訪問時には便利です。

もう一度検索