黒津崎海岸

黒津崎海岸について

大分県国東市国東地区に位置する黒津崎海岸は、国東半島の東端に広がる美しい砂浜海岸です。この海岸は、国東半島がほぼ円形であることから、その東端に位置し、大分空港のやや北、国東市中心部のやや南という場所にあります。黒津崎という小さな岬から、南北に2.2kmにわたって白砂青松の砂浜が続いており、その美しい景観は訪れる人々を魅了します。海岸は瀬戸内海の伊予灘に面しており、海岸線には奇岩が点在し、変化に富んだ景色を楽しむことができます。この美しい海岸は、大分百景の一つにも選ばれています。

海岸沿いには国道213号が走り、半島を海側から周回するルートの一部となっています。また、近隣にはソニーセミコンダクタ九州大分テクノロジーセンターが立地しています。

自然

黒津崎海岸は、自然豊かな場所としても知られています。特に、アカウミガメの産卵地として重要であり、毎年多くのウミガメが産卵のためにこの海岸を訪れます。この自然環境を守るため、地域では様々な保護活動が行われています。

観光

黒津崎海岸は、海水浴場としても人気があります。ただし、大分県中部の大分市や別府市方面、北部の中津市や宇佐市方面からのアクセスは、他の海水浴場と比較するとやや遠く、特に県中部方面からは、途中に奈多海岸など他の海水浴場があるため、比較的混雑が少ないのが特徴です。静かで落ち着いた環境で海水浴を楽しみたい方にはおすすめです。

また、黒津崎海岸は黒津崎国民休養地として指定されており、自然の中でリラックスできる環境が整っています。海岸の南側には、市営の宿泊施設である「いこいの村国東」（現在は「ホテルベイグランド国東」として運営）があり、北側の黒津崎の西には「ホテルヴィラくにさき」があります。これらの宿泊施設は、観光客にとって主要な拠点となっています。特に「ホテルヴィラくにさき」に隣接している「道の駅くにさき」は、地元の特産品などを購入できるため、多くの観光客に利用されています。

アクセス

黒津崎海岸へのアクセスは、鉄道とバス、または自動車が利用できます。

鉄道・バス: JR九州日豊本線杵築駅から大分交通バスに乗り換え、約60分（または大分駅から大分交通バスで約2時間）で、黒津崎または黒津崎海岸停留所にて下車します。
自動車: 国道213号線からすぐの場所に位置しています。


黒津崎海岸は、美しい自然と静かな環境が魅力の場所です。海水浴はもちろん、海岸線を散策したり、奇岩を眺めたりと、様々な楽しみ方ができます。また、周辺の宿泊施設や道の駅も充実しており、観光拠点としても便利な場所です。自然豊かな国東半島を訪れる際には、ぜひ黒津崎海岸へ足を運んでみてください。

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