黒田雅之 (サックス奏者)

黒田雅之の音楽人生

黒田雅之（くろだまさゆき、1975年3月11日生まれ）は、日本の音楽シーンで特異な存在感を放つサクソフォーン奏者です。京都府京都市出身で、京都府立北嵯峨高等学校を卒業後、独学でサクソフォーンの演奏を学び始めました。

始めたのは15歳の時で、その後、音楽学校アン・ミュージック・スクールに在籍。その後、プロ活動を目指して独立し、20歳から演奏家やインストラクターとして音楽の世界に本格的に足を踏み入れました。

黒田は2006年にジョニー大倉のサポートミュージシャンとして活動を始め、この時期にホーン編曲家としてもデビューを果たします。同年、エッペルスハイム社製のチューバックスを手に入れ、国内唯一のプロチューバックス奏者としての地位を確立しました。この楽器を日本音楽界に広めることに尽力し、以降、多くの演奏活動を展開します。

音楽キャリアの一環として、黒田は同年、仲田コージのバンド「仲田コージ＆Boogie Baby Band」との交流が始まり、彼らとの1stアルバムの制作にも関与しました。この過程で彼はホーンセクションのアレンジや演奏を担いました。2008年には柏原卓之によるサクソフォーンアンサンブル団体「サクソフォニープロジェクト」に参加し、ここでもチューバックス奏者として関西や沖縄、四国など各地での大規模なサクソフォンアンサンブルコンサートに出演し、特に「四国サックスフェスタ」には毎回客演奏者として招かれました。

2014年になると、黒田は同人サークル「ついったー東方部」に参加し、関西地区で行われる東方Projectのジャズアレンジライブイベント「紅楼Jazz」にも毎年出演しています。さらに、アドルフ・サックスの生誕200周年を記念して行われた「日本ラージサクソフォンアンサンブルサミット」にも参加し、演奏でその特別な瞬間を彩りました。

黒田の活動は多彩で、2015年からは「ついったー東方部」の音楽作品やメディアにも参加し、特にtanigonとの共演は頻繁です。彼の音楽スタイルは、彼自身のユニークなアプローチを基に多くのリスナーに親しまれ、彼のプロデュースされた楽曲は多くのメディアで評価されています。

また、黒田はFMラジオ局「FM87.0 RADIO MIX KYOTO」にて情報番組『コトジャズ』を担当。2018年には、京都のツアー会社「まいまい京都」にてジャズ鑑賞ツアーのガイドを務め、音楽を通じた地域貢献にも尽力しました。

2019年には吉本興業グループのShowtitleに所属し、大型バラエティ番組「マンモスター」にも出演。ビッグバンド「Music Unlimited Orchestra」にもメンバーとして加わり、サクソフォン奏者としての活動を続けています。

彼の演奏は多岐にわたり、さまざまな楽器を駆使しています。使用楽器にはソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンサクソフォンに加え、フルートやチューバックスも含まれています。すべての楽器において、特注のマウスピースを使用することで、独自の音創りを追求しています。

黒田雅之の音楽人生は、ジャンルを超えた創造性と情熱に溢れています。彼の活動は今後も多くの人々に感動を与えることでしょう。

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