.pt

.pt は、ポルトガルに割り当てられている国別コードトップレベルドメイン（ccTLD）です。管理はFundação para a Computação Científica Nacional (FCCN) が行っています。

セカンドレベルドメインの種類

.pt の下には、様々な種類のセカンドレベルドメインが存在します。

.com.pt: 制限なし。オンライン登録が可能です。
.edu.pt: 教育機関向けのドメインです。
.gov.pt: ポルトガル政府機関向けのドメインです。
.int.pt: 国際組織、またはポルトガル国内にある在外公館向けのドメインです。
.net.pt: 通信プロバイダ向けのドメインです。
.nome.pt: 個人向けのドメインです。
.org.pt: 非営利組織向けのドメインです。
.publ.pt: 出版社（新聞など）向けのドメインです。

セカンドレベルドメインに直接登録することも可能ですが、いくつかの制限があります。

.pt: 共同体、個人企業家、公共機関、その他商標を持つ、または商標申請中の個人が対象です。ドメイン名は、申請者の名前、商標、企業名のいずれかでなければなりません。

.com.pt の優位性

.com.pt は、名前の制限がなく、ポルトガル居住者である必要もないため、最も取得しやすいドメインです。

特殊文字の利用

2005年7月1日以降、セディーユ (ç)、アキュート・アクセント (á)、Õ などの特殊文字もドメイン名の中で使用できるようになりました。

サードレベルドメインの普及

.gov.pt を除いて、ポルトガルではサードレベルドメインへの移行はあまり進んでいません。その理由として、多くのサイトがすでに .pt の下に登録されていることや、覚えやすさが挙げられます。外務省のウェブサイトが www.mne.gov.pt ではなく www.min-nestrangeiros.pt であるという現象も起きています。しかし、.com.pt サブドメインへの登録は強く推奨されており、登録数も増加しています。.nome.pt などの他のサブドメインは、まだ少数です。

.pt ドメイン管理の変遷

初期の頃、FCCN は .pt ドメインを非常に厳しいルールで管理しようとしましたが、調整に時間がかかり、管理しきれなくなったため、.com.pt などのサブドメインを推奨するようになりました。

.pt ドメインの利用状況

.pt ドメインは、現在ではポルトガル語サイトの約 10% にあたる約 1000 万ページで使用されており、.br、.com に次ぐ第 3 位となっています。これは、.net、.org、.info よりも多い数字です。

参考情報

IANA Delegation Record for .PT
.pt ドメイン登録ウェブサイト
認定レジストラ一覧
* .pt ドメイン登録要件

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