11ぴきのねことあほうどり

11ぴきのねことあほうどり

『11ぴきのねことあほうどり』は、馬場のぼるによる人気絵本『11ぴきのねこ』シリーズの一作品として、1972年に出版されました。

あらすじ

物語は、トラネコ大将率いる11匹のネコたちが、ある町でコロッケ店を開業するところから始まります。彼らの店は瞬く間に評判となり、毎日大勢の客で賑わいます。しかし、閉店後に残ったコロッケを毎晩食べる生活が続くうちに、ネコたちは次第にコロッケに飽きてしまいます。「おいしい鳥の丸焼きが食べたい」と切望する彼らの前に、旅の途中だという一羽のアホウドリが現れます。

アホウドリはネコたちからコロッケをご馳走になり、その美味しさに感動。「この素晴らしいコロッケを故郷の兄弟たちにも食べさせてあげたい」と語ります。それを聞いた11匹のネコたちは、アホウドリを丸焼きにして食べることを企み、大量のコロッケを作ってアホウドリの故郷へ案内させることに。気球を飛ばし、アホウドリに導かれながら、彼らは一路アホウドリの故郷を目指します。

映画

概要

1986年8月27日には、ヘラルドエンタープライズの配給により、同タイトルのアニメ映画（90分）が公開されました。さらに、1993年12月27日の19時から20時30分にかけて、フジテレビ系列の『年末アニメ劇場』でも放送されています。

映画版では、コロッケ店の開業から、町の住民たちが11ぴきのねこと同様にコロッケに飽きてしまう様子、アホウドリの島に到着するまでの過程など、原作とは異なる展開や映画オリジナルのシーンが盛り込まれています。また、11ぴきのねこの原作の結末後も描かれている点が特徴です。

声の出演

トラネコ大将：古谷徹
ネコA：丸山裕子
ネコB：池水通洋
ネコC：安西正弘
ネコD：島田敏
ネコE：曽我部和行
ネコF：林一夫
ネコG：伊沢弘
ネコH：永井寛孝
ネコI：勝田治美
ネコJ：山崎哲也
市長：納谷悟朗
警察署長：二見忠男
市長の妻：小宮和枝
山猫A：山下啓介
山猫B：槐柳二
山猫C：八代駿
山猫D：峰恵研
山猫E：後藤敦
山猫F：中山好司
山猫G：塩野幹聡
アホウドリ：熊倉一雄
ジャンボアホウドリ：高木均
娘アホウドリ：三田寛子

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