1440p

1440p解像度とは

1440pは、ディスプレイの縦解像度が1440ピクセルであることを指し、ここでの「p」はプログレッシブスキャン、すなわちノンインターレースを示しています。この解像度は720pの縦解像度の2倍、1080pの約1.3倍の高さを持ち、視覚的な細かさに優れています。一般的には、2560×1440ピクセルの解像度がQHD（Quad HD）やWQHD（Wide Quad HD）として知られており、アスペクト比は16:9です。

使用される場面

1440pは、スマートフォンやコンピュータ、さらにはゲームコンソールにおいても広く利用されています。この高解像度は、1080pから4Kまでの間のグラフィックディスプレイの解像度として位置づけられ、各種デバイスにおいてより詳細で美麗な映像体験を提供します。特に、ゲーミングPCや高性能なノートパソコンにおいては、1440p解像度の画面が多く採用され、その魅力はゲーム体験の向上に寄与しています。

サポートされる内容

1440pのビデオは、コンテンツが4:3の比率から作成された場合、QXGA（2304×1440）や1920×1440以上の解像度にスケーリングされて表示されることがあります。また、16:9のワイドスクリーン形式では、2560×1440ピクセルの解像度が必要となります。さらには、WQXGA（2560×1920）といった高解像度設定もあります。HDMI 1.3規格に対応していると、これらの解像度をサポート可能です。

1440pの歴史

1440p解像度が一般に流通し始めたのは2010年ごろで、この年には複数のQHDコンピューターディスプレイが登場しました。DellのU2711と呼ばれるデジタルハイエンドモニタは、その一例であり、1440pのワイドスクリーンを搭載していました。また、Appleの27インチLED Cinema DisplayやApple Thunderbolt Displayも、同様に1440pの解像度を持つ製品として人気を集めました。

その後、2020年までにはQHD解像度がコンピュータゲームにおける一般的な解像度となり、高フレームレートをサポートするための複数のビデオカードが市場に登場しました。2021年になると、リフレッシュレートが高いQHDゲーミングラップトップが多数のメーカーから提供され、プレイヤーにさらなる選択肢を与えています。

スマートフォンにおける1440p

スマートフォン領域でも、1440p解像度は高い人気を誇ります。その理由は、720pの高解像度の4倍に相当するため、Quad HDとして販売されることが多いからです。2013年にはVivoXplay 3Sが1440pディスプレイを搭載した初めてのスマートフォンとして市場に登場し、その後数年間で大手企業のハイエンドモデルに広く採用されていきました。

また、2020年9月にはMicrosoftがXbox Series Sにて1440p解像度で120FPSをサポートすることを発表し、コンシューマーゲーム市場においても1440pの重要性が一層増していることが伺えます。

まとめ

1440p解像度は、解像度の中でも特に高残像で、細部にわたって美しい映像体験を提供しています。コンピュータやゲーム機、スマートフォンなど多岐にわたって広く採用されており、今後もその存在感を増していくでしょう。

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