1972年ミュンヘンオリンピックの日本選手団

1972年ミュンヘンオリンピックの日本選手団

1972年にドイツのミュンヘンで開催されたオリンピックにおいて、日本選手団は持てる力を総動員して競技に臨みました。この大会は、日本の選手たちにとって数々の歴史的な瞬間を生んだ重要なイベントとなりました。

結団式と解団式

選手団は1972年8月14日に岸記念体育会館で結団式を行い、オリンピックへの出発を宣言しました。大会期間中に多くの選手が健闘し、9月14日に同じく岸記念体育会館で解団式を迎えました。

日本選手団の構成

日本選手団は、選手182人と役員37人の計219人で構成されており、主将は中村祐造が務め、旗手には篠巻政利が選ばれました。彼らは全力を尽くし、国の期待に応えようと奮闘しました。

メダル獲得者

日本選手団は様々な競技で素晴らしい成果を挙げ、以下の選手がメダルを獲得しました。まず金メダルを獲得した選手は、競泳の田口信教選手（男子100m平泳ぎ）、青木まゆみ選手（女子100mバタフライ）、体操の加藤沢男選手たち（男子団体総合）などです。体操では加藤選手が個人総合や平行棒でも金を獲得しました。

また、レスリングの加藤喜代美選手（フリースタイル52kg級）、柔道の関根忍選手（中量級）、川口孝夫選手（軽量級）も金メダルを手にしました。男子バレーボールチームも金メダルを獲得し、この年のハイライトとなりました。

銀メダルも数多く獲得され、体操の監物永三選手（種目別個人総合）、笠松茂選手（平行棒、鉄棒）、加藤沢男選手（鉄棒やあん馬）などが名を連ねています。さらにレスリングの和田喜久夫選手、女子バレーボールチームも銀メダルの栄冠を手にしました。

銅メダルを獲得した選手も多く、田口信教選手（200m平泳ぎ）、体操の中山彰規選手（個人総合）などがその名を刻みました。これにより、日本選手団は合計でメダルを多数獲得することとなり、今大会は有意義な結果を残しました。

競技参加のフルリストと結果

選手たちは様々な競技に出場し、競泳、体操、レスリング、柔道、バレーボールなど、幅広い分野で挑戦しました。競泳では男子100m平泳ぎなどでメダルを獲得し、体操でも男子個人総合などの種目で上位に進出しました。また、柔道、レスリングでも多くのメダルがもたらされ、特に柔道軽量級での金メダルは日本の強さを誇示しました。

このオリンピックは日本にとって新たなスポーツの時代を切り開くきっかけとなり、選手たちの努力と思い出は今も鮮明に語り継がれています。選手団の奮闘を通じて、日本スポーツ界のさらなる発展が期待される大会といえるでしょう。

もう一度検索