1975年のバレーボール

1975年のバレーボール界の動向

1975年（昭和50年）は、バレーボール界にとって重要な出来事が数多くあった年です。国際大会から国内大会、そして未来のスター選手の誕生まで、様々な角度からこの年を振り返ります。

国際大会

欧州選手権

男子はソビエト連邦が金メダルを獲得し、ポーランドが銀メダル、ルーマニアが銅メダルとなりました。女子も同様にソビエト連邦が金メダル、ハンガリーが銀メダル、東ドイツが銅メダルを獲得しました。

アジア選手権

男子は日本が金メダルを獲得し、韓国が銀メダル、中国が銅メダルとなりました。女子も日本が金メダルを獲得し、韓国が銀メダル、中国が銅メダルという結果になりました。

国内大会

日本リーグ

第8回日本リーグでは、男子は新日本製鉄が9勝1敗で優勝、富士フイルムが2位、日本鋼管が3位となりました。MVPには新日本製鉄の中村祐造選手が選ばれました。女子は日立武蔵が9勝1敗で優勝、鐘紡が2位、ヤシカが3位となり、MVPには日立武蔵の飯田高子選手が選出されました。

全日本総合選手権

男子6人制では新日鉄が富士フイルムを3-1で破り優勝、女子6人制では日立武蔵がユニチカ貝塚を3-0で下し優勝しました。男子9人制は防府クが日本体育大学を2-1で破り、女子9人制では富士電機川崎が電々岡山を2-1で制しました。

全日本都市対抗

男子は新日鉄堺が優勝、富士フイルムが2位、松下電器が3位となりました。女子は日立が優勝、倉紡倉敷が2位、鐘紡が3位という結果でした。

誕生

1975年には、後にバレーボール界で名を馳せる多くの選手たちが誕生しました。以下に主な選手を誕生月ごとにまとめます。

2月
2月7日 - エリザベータ・ティーシェンコ
2月12日 - レグラ・トレス
2月25日 - 森川太地
2月26日 - 森山淳子
4月
4月18日 - フランシーヌ・フールマン
7月
7月12日 - 鶴田桂子（現: 原桂子）
7月17日 - エフゲーニャ・アルタモノワ
7月28日 - 田中姿子
8月
8月1日 - 河野裕輔
8月6日 - 備前夕子
8月17日 - ルイジ・マストランジェロ
8月18日 - スロボダン・ボシュカン
8月23日 - グスタボ・エンドレス
8月27日 - 坂本雄一郎
9月
9月19日 - 朝日健太郎
9月22日 - 苅谷淳司
9月23日 - 先野久美子
9月23日 - セルゲイ・テチューヒン
10月
10月15日 - セルジオ・ドゥトラ・サントス
10月31日 - ヴィクトリア・ラヴァ
11月
11月1日 - 楠原千秋
11月2日 - 津曲勝利
11月2日 - 脇戸新之助
11月9日 - 張越紅
11月13日 - 川浦博昭
11月19日 - リカルド・ガルシア
12月
* 12月17日 - アンドレ・エレル


この年は、国際舞台でのソ連と日本の活躍、国内リーグでの新日鉄と日立武蔵の強さ、そして未来のスター選手たちの誕生と、バレーボール界にとって非常にエキサイティングな一年でした。

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