1978年の宝塚歌劇公演一覧

1978年の宝塚歌劇公演一覧

本稿では1978年に行われた宝塚歌劇団の各公演を詳しく振り返ります。宝塚大劇場、東京公演、バウホール公演、そしてその他の日本公演において、数々の素晴らしい演目が上演されました。

宝塚大劇場公演

この年の宝塚大劇場での主な公演は以下の通りです。

• - 雪組（1月1日 - 2月14日）

『風と共に去りぬ<スカーレット篇>』
（監修：長谷川一夫、脚本・演出：植田紳爾）
壮大なスケールで描かれる南北戦争時代を背景にしたこの作品は、当時の観客に強い影響を与えました。

• - 花組（2月16日 - 3月22日）

同様に『風と共に去りぬ<スカーレット篇>』が上演され、異なる組でありながら同じ演目を楽しむことができました。

• - 月組（3月24日 - 5月9日）

『祭りファンタジー』と『マイ・ラッキー・チャンス』の二本立て。地域の文化を反映した祭りの情景が印象的でした。

• - 星組（5月12日 - 6月27日）

『誰がために鐘は鳴る』によって名作文学の世界を舞台で再現しました。シリアスな内容と精巧な演出が光りました。

• - 雪組（6月30日 - 8月8日）

二つの演目『丘の上のジョニー』と『センセーション!』が上演。異なるスタイルの作品が観客を魅了しました。

• - 月組（8月10日 - 9月26日）

『隼別王子の叛乱』では日本の歴史に焦点を当て、深いドラマが繰り広げられました。

• - 花組（9月29日 - 11月7日）

『遥かなるドナウ』と『エコーズ<絵光図>』という異なる雰囲気の作品が連続して上演され、バラエティ豊かなラインナップが特徴でした。

• - 星組（11月10日 - 12月25日）

ラストは『宝花集』と『セ・シャルマン!』で締めくくられることで、観客に感動を与えました。

東京公演

• - 月組（1月1日 - 1月29日）

新宿コマ劇場にて『わが愛しのマリアンヌ』と『ボーイ・ミーツ・ガール』が上演され、大きな反響を呼びました。

• - 星組（3月1日 - 3月28日）

『テームズの霧に別れを』や『セ・マニフィーク』が、東京宝塚劇場での魅力を発揮しました。

• - 雪組（4月1日 - 4月30日）

再度『風と共に去りぬ<スカーレット篇>』が東京での上演を果たし、多くのファンに支持されました。

• - 花組（7月1日 - 7月30日）

同じく『風と共に去りぬ<スカーレット篇>』がリバイバルされ、観客の期待に応えました。

• - 星組（8月4日 - 8月31日）

先述の『誰がために鐘は鳴る』がひたすら感動的な舞台として記憶されました。

• - 雪組（11月2日 - 11月27日）

『丘の上のジョニー』と『センセーション!』が好評を博しました。

• - 月組（12月3日 - 12月27日）

年末には『隼別王子の叛乱』を再度上演し、多くの観客を魅了しました。

宝塚バウホール公演

また、宝塚バウホールでは多彩な作品が上演され、特に以下のものが印象的でした。

• - 花組（4月1日 - 4月25日）

『ホフマン物語』が特に評価されました。

• - 月組（6月17日 - 7月2日）

先駆的な作品である『マリウス』が注目を集めました。

その他の日本公演

年末までの公演は日本各地を巡り、各地での熱い支持を集めました。特に『風と共に去りぬ』が幾度となく上演され、多くの地域で感動の声が寄せられました。

中南米公演

1978年の秋には、メキシコ、アルゼンチン、ブラジルの3カ国での公演も実施され、国際的な広がりを見せました。

この年の宝塚歌劇は、多様な舞台表現を通じて多くの観客に感動を与える素晴らしい年となりました。観客の心を掴む演目と、熱心なファンによって、宝塚歌劇団はその名声をさらに高めることができました。

もう一度検索