1987 FNS歌謡祭

1987 FNS歌謡祭

1987年12月15日、日本武道館で開催された『1987 FNS歌謡祭』は、フジテレビ系列で生放送されたこのイベントの16回目にあたります。これにより音楽界における重要な年末の行事の一つとして、毎年多くの注目を集めています。その正式なタイトルは『決定!FNS歌謡祭'87グランプリ』です。

グランプリの結果

この年のグランプリには近藤真彦が選ばれ、彼の楽曲「愚か者」が最高賞を受賞しました。これにより、近藤は第6回メガロポリス歌謡祭ポップス大賞や第13回日本テレビ音楽祭など、いくつもの賞を手にすることになり、まさにその年の音楽界での活躍が際立った形となりました。これに対して、3連覇を目指していた中森明菜は最優秀歌唱賞を受賞しました。賞の授与は、愛川欽也や八千草薫など著名なプレゼンターたちによって行われました。

制作チームの変更

1987年の『FNS歌謡祭』では、担当スタッフが大幅に刷新されました。1977年から1986年までプロデューサーとして活躍していた疋田拓が人事異動により退き、その後任として渡邉光男と森正行がプロデューサーを務め、ディレクターは平野友孝に交代しました。これにより、長年総合司会を担当してきた芳村真理が退任し、新たに古舘伊知郎がその役を引き継ぐこととなりました。

出演者と受賞結果

この年の受賞作品や受賞者は以下の通りです。

• - グランプリ: 近藤真彦「愚か者」
• - 最優秀歌唱賞: 中森明菜「難破船」
• - 最優秀新人賞: BaBe「I Don't Know!」
• - 最優秀ヒット賞: 荻野目洋子「北風のキャロル」
• - 最優秀視聴者賞: 五木ひろし「追憶」
• - 優秀歌謡音楽賞: シブがき隊、細川たかし、石川さゆりなど

特別賞においては、光GENJIや石川さゆり、そしてa-haといったアーティストたちが受賞しています。特にa-haの「リビング・デイライツ」は、国外からの参加として大きな話題を呼びました。

スタッフの紹介

このイベントを支えたスタッフは多岐にわたります。監修には塚田茂、構成は木崎徹、音楽は広瀬健次郎が担当しました。また、技術面では笹川一男や山崎重信、演出は平野友孝と渡邉光男がそれぞれ責任を持ち、制作著作はフジテレビが行いました。

関連情報

1987年の音楽シーンは、『FNS歌謡祭』だけでなく、同年に開催された第29回日本レコード大賞や第18回日本歌謡大賞でも盛り上がりをみせました。これらのイベントは、音楽ファンにとって年末の重要な出来事として、多くの注目を集めています。

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