2丁目ダウンタウン

2丁目ダウンタウン：ダウンタウンの若者文化探求番組

1986年10月12日から1989年3月26日までラジオ大阪で放送された『2丁目ダウンタウン』は、ダウンタウンがメインパーソナリティを務めた人気ラジオ番組でした。当初は毎週日曜日の夜に放送され、若者の日常を探ることをコンセプトにスタートしました。バブルガム・ブラザーズの『TROUBLE RUSH』がオープニングとエンディングテーマとして使用され、番組に独特の雰囲気を醸し出していました。

放送時間と番組内容の変化

番組開始当初は毎週日曜日21時5分から22時まで放送されていましたが、1987年4月の改編を機に、月曜日から金曜日までの帯番組へと大きくリニューアルされました。放送時間は21時30分から22時へと変更され、毎日放送されることとなりました。

リニューアル後は、番組コンセプトを「現代の若者観を探ろう」に変更。学校の教室を舞台に見立て、不良学生役のダウンタウンと、日替わりで登場する先生役のパーソナリティ陣が、当時の若者の生態をユーモラスに解説するスタイルとなりました。各曜日にテーマが設定され、多様な若者文化に光を当てていました。

1987年4月～9月期の曜日別テーマ

月曜：現代若者風俗学（男の化粧、占いなど）
火曜：現代若者音楽
水曜：現代若者ことば（業界用語、オッサン言葉など）
木曜：現代若者社会学（大阪と東京の地下鉄終電時間の違いなど）
金曜：ホームルーム（リスナーからの投稿紹介など）

しかし、1987年10月の改編で、再び毎週日曜日の夜21時30分から22時までの放送に戻りました。1988年4月から9月までは、本田技研工業の一社提供番組として放送されました。

多彩な出演者陣

番組にはダウンタウンに加え、多くの個性的なパーソナリティが出演していました。1987年4月から9月までは、亀山房代が月曜日から金曜日まで毎日出演。曜日ごとに様々なゲストが登場し、番組に彩りを添えていました。

1987年4月～9月期の曜日別ゲスト

月曜：ハイヒール、内田哲夫（サンケイスポーツ文化部長）
火曜：岡けん太・ゆう太、憂歌団
水曜：まるむし商店、ピンクダック
木曜：非常階段、渋谷守（プランナー）
金曜：今田耕司

1987年10月からは、西万里が、翌年の1988年10月からは島田珠代がレギュラーとして出演しました。

番組終了

ダウンタウンの東京進出が本格化した1989年3月をもって、『2丁目ダウンタウン』は終了しました。3年間、ラジオ大阪の夜を盛り上げた人気番組は、多くのリスナーに惜しまれつつ幕を閉じました。この番組は、ダウンタウンの初期の代表的な活動の一つであり、彼らが後のバラエティ界を席巻する礎となった番組と言えるでしょう。 番組で扱われたテーマや、個性的な出演者、そしてダウンタウンの軽妙なトークは、多くのリスナーの記憶に深く刻まれていることでしょう。

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