2000年の音楽

2000年の音楽

2000年は、音楽業界において大きな変革期であり、数々の記録的なヒットや、アーティストのデビュー、解散などが相次いだ年でした。J-POPシーンでは、サザンオールスターズの「TSUNAMI」が空前の大ヒットを記録し、音楽史にその名を刻みました。この楽曲は、シングルCDとしてJ-POP史上歴代1位の売り上げを達成し、社会現象とも言えるほどの人気を博しました。

音楽シーンの動向

2000年の音楽シーンは、以下のような特徴がありました。

記録的なヒット曲の誕生: サザンオールスターズの「TSUNAMI」のほか、福山雅治の「桜坂」も200万枚を超える大ヒットとなり、アミューズ所属のアーティストがオリコン年間シングルランキングの1位、2位を独占しました。
新たな才能の台頭: 宇多田ヒカル、浜崎あゆみ、椎名林檎、aikoといった女性ソロシンガーの人気が継続する中で、倉木麻衣や小柳ゆきがブレイクし、新たな風を吹き込みました。倉木麻衣のデビューアルバム『delicious way』は、初動売上歴代1位を記録し、その勢いを示しました。
音楽グループの変遷: SPEEDやBLANKEY JET CITYといった1990年代に一世を風靡した音楽グループが解散し、音楽シーンの世代交代が進みました。また、ヴィジュアル系バンドの人気にも陰りが見え始めました。
CDフォーマットの変化: 多くのシングルCDで8cm型CDが姿を消し、マキシシングルが主流となっていきました。

主な出来事

1月: dreamがCDデビュー
2月: 氷川きよし、鬼束ちひろがデビュー
3月: SPEEDが解散
4月: モーニング娘。に石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依が加入。福山雅治が「桜坂」を発売
5月: 市井紗耶香がモーニング娘。を卒業
7月: BLANKEY JET CITY解散。hide MUSEUMがオープン
8月: whiteberryの「夏祭り」がヒット
9月: JUDY AND MARYのYUKIがYO-KINGと結婚
11月: ビートルズのベストアルバム『ザ・ビートルズ1』が世界同時発売。槇原敬之が活動再開
12月: SMAPの木村拓哉が工藤静香と結婚。シャ乱Q、P-MODELが活動休止。L'Arc〜en〜Cielのhydeが大石恵と結婚。水樹奈々が歌手デビュー。山下達郎「クリスマス・イブ」が9年ぶりにトップ10に返り咲き。LUNA SEA終幕

年間ランキング

シングル

1. サザンオールスターズ：「TSUNAMI」
2. 福山雅治：「桜坂」
3. 宇多田ヒカル：「Wait & See 〜リスク〜」

アルバム

1. 倉木麻衣：『delicious way』
2. 浜崎あゆみ：『Duty』
3. 椎名林檎：『勝訴ストリップ』

まとめ

2000年は、音楽業界にとって大きな転換期であり、記録的なヒット曲の誕生や新たな才能の台頭、音楽グループの解散など、様々な出来事がありました。この年の音楽シーンは、J-POPの多様性と変化の速さを象徴していると言えるでしょう。

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