2006年ウィンブルドン選手権

2006年ウィンブルドン選手権

2006年ウィンブルドン選手権は、イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、2006年6月26日から7月9日にかけて開催された、伝統あるテニス大会です。

シニアの部

男子シングルス

ロジャー・フェデラーがラファエル・ナダルを6-0, 7-6(5), 6-7(2), 6-3で下し、見事優勝を果たしました。この勝利でフェデラーは大会4連覇、そして4大大会通算8回目の優勝を飾りました。

女子シングルス

アメリ・モレスモがジュスティーヌ・エナン＝アーデンを2-6, 6-3, 6-4で破り、優勝しました。モレスモの優勝は、フランス人女子テニス選手としては1925年のスザンヌ・ランラン以来、実に81年ぶりの快挙となりました。また、モレスモはこの年の全豪オープンも制しており、4大大会年間2冠を達成しました。

男子ダブルス

ボブ・ブライアンとマイク・ブライアンのブライアン兄弟が、ファブリス・サントロとネナド・ジモニッチのペアを6-3, 4-6, 6-4, 6-2で下し、優勝しました。ブライアン兄弟は、同一ペアとして史上6組目の男子ダブルス「キャリア・グランドスラム」を完成させました。彼らは2003年全仏オープン、2005年全米オープン、2006年全豪オープン、そしてこの2006年ウィンブルドン選手権と、順に優勝を重ねました。さらに、前年からグランドスラム7大会連続決勝進出という記録も打ち立てました。

女子ダブルス

晏紫と鄭潔のペアが、ビルヒニア・ルアノ・パスクアルとパオラ・スアレスのペアを破り、優勝しました。

混合ダブルス

アンディ・ラムとベラ・ズボナレワのペアが、ボブ・ブライアンとビーナス・ウィリアムズのペアを6-3, 6-2で下し、優勝しました。

ジュニアの部

男子シングルス

ティエモ・デ・バッカーがMarcin Gawronを6-2, 7-6(4)で破り、優勝しました。

女子シングルス

キャロライン・ウォズニアッキがマグダレナ・リバリコバを3-6, 6-1, 6-3で下し、優勝しました。

男子ダブルス

Kellen DamicoとNathaniel Schnuggのペアが、マーティン・クリザンとAndrej Martinのペアを7-6(7), 6-2で下し、優勝しました。

女子ダブルス

アリサ・クレイバノワとアナスタシア・パブリュチェンコワのペアが、Kristina Antoniychukとアレクサンドラ・ドゥルゲルのペアを6-1, 6-2で下し、優勝しました。

この大会は、数々の記録と記憶に残る試合が生まれた、歴史的な大会となりました。

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