2008年沖縄県議会議員選挙

2008年沖縄県議会議員選挙

2008年沖縄県議会議員選挙は、沖縄県議会を構成する議員を選出するために2008年6月8日に行われた地方選挙です。沖縄県は戦後、アメリカ軍の統治下にありましたが、1972年の本土復帰に伴い、初の県議会議員選挙が実施されました。以降、県議選は統一地方選挙とは1年ずれて実施されることとなりました。

選挙の概要

この選挙は、県議会議員の任期満了に伴い実施されました。全14選挙区で48議席を争い、71名の候補者が立候補しました。選挙戦では、2006年に選出された仲井眞弘多知事の県政に対する評価が最大の争点となりました。また、普天間基地の辺野古移設問題、後期高齢者医療制度、雇用対策、経済振興策なども重要な争点として議論されました。

選挙データ

告示日: 5月31日
投票日: 6月8日
改選議席数: 48議席
選挙区: 14選挙区（那覇市、浦添市、沖縄市、宜野湾市、うるま市、名護市、豊見城市、糸満市、南城市、宮古島市、石垣市、中頭郡、国頭郡、島尻郡）
立候補者: 74名（うち3名は無投票当選）
投票率: 57.82%（過去最低）
有権者数: 971,458名
投票者数: 563,297名

選挙結果

選挙の結果、与党（自民党・公明党）は議席を減らし、野党（社民党・共産党・社大党）と中間派が議席を増やす結果となりました。自民党は改選前の20議席から16議席に、社民党は4議席から5議席に、共産党は3議席から5議席にそれぞれ議席を増やしました。公明党は3議席を維持しましたが、社大党は4議席から2議席に減らし、地域政党「そうぞう」は1議席を維持しました。民主党は公認候補全員が当選し、1議席から大きく躍進しました。この結果、知事与党は27議席から22議席に減少し、野党・中間派は20議席から26議席に増加し、県議会は野党が多数派を占めることになりました。

各党の議席数

自民党: 16議席
公明党: 3議席
社民党: 5議席
共産党: 5議席
社大党: 2議席
そうぞう: 1議席
民主党: 4議席
無所属: 12議席

関連項目

* 2012年沖縄県議会議員選挙

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