2011年夏ラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル

2011年夏ラジオ・チャリティ・ミュージックソン・スペシャル

2011年8月13日から14日にかけて、ラジオ福島は「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の特別版として、東日本大震災の被災地復興支援を目的としたチャリティラジオ番組を放送しました。この特別番組は、震災からの復興を誓い、県外に避難した人々を温かく迎え、福島の元気を発信するという強い思いが込められていました。

番組概要

東日本大震災発生直後、ラジオ福島は15日間以上、災害報道特別放送を続けました。その後、震災から5ヶ月が経過した8月、ラジオ福島はニッポン放送などが主催する「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のノウハウを活かし、被災地に「善意の輪」を届けるため、32時間におよぶ特別放送を実施しました。
番組テーマ曲は、aveの「福の歌」をアレンジした「福の歌～頑張っぺバージョン～」が使用されました。また、イメージソングには、普天間かおりの復興支援ソング「Smile Again」に、リスナーや福島県民のコーラスを加えた「Smile Again～ふれんどバージョン～」が採用されました。

募金活動

7月1日から8月31日までの2ヶ月間、リスナーから募金を募りました。ラジオ福島の本・支社や協力店での受付、銀行振込、「愛の泉」と名付けられた募金受付会場、ラジオカーでの募金活動など、様々な方法で寄付を受け付けました。
その結果、282万9162円の募金が集まり、10月27日にはラジオ福島の代表者が福島県庁を訪れ、全額を義援金として寄付しました。リスナーの温かい支援が、被災地復興への大きな力となりました。

出演者

ラジオ福島のアナウンサー、大和田新、山地美紗子、石田久子、鏡田辰也、菅原美智子がパーソナリティを務めました。また、紅晴美、普天間かおり、みちのくボンガーズ、aveなどのゲストが出演し、番組を盛り上げました。さらに、特別ゲストとして、佐藤B作、上柳昌彦（ニッポン放送アナウンサー）、梅沢富美男が番組に登場し、豪華な顔ぶれとなりました。
放送当時、福島県副知事であった内堀雅雄氏（現・福島県知事）も飛び入りで出演し、番組に華を添えました。

放送内容

番組では、通常のミュージックソンと同様に、福島県内の各スタジオを結び、募金活動とリスナーからのメッセージ紹介が行われました。また、各支社や県内各地からの生中継、被災地の現状を伝える電話インタビュー、そして「おかえりキャラバン」と題した公開生中継も実施されました。

13日には、郡山市の商業施設から10万円の義援金が贈呈されました。また、福島市立青木小学校の姉弟が、自宅近くの道路を走る警察や自衛隊の車両を応援する様子を伝え、多くの感動を呼びました。

番組には、アナウンサーのOB・OGも多数駆けつけ、募金活動をサポートしました。13日の夜には、OB・OGが集結し、震災後の心境や福島への思いを語り合いました。

詩人の和合亮一氏も出演し、詩への思いを語りました。また、aveによるミニライブや、「涼風」によるライブも行われ、番組を盛り上げました。

フィナーレでは、出演者とリスナーが共に「Smile Again～ふれんどバージョン～」と「福の歌～頑張っぺバージョン～」を大合唱し、感動的なエンディングを迎えました。ラジオ福島社長は、リスナーへの感謝と「がんばろう福島・がんばろう東北・がんばろう日本」というスローガンを力強く宣言しました。

まとめ

「2011年夏ラジオ・チャリティ・ミュージックソン・スペシャル」は、東日本大震災からの復興を願い、リスナーと共に歩んだ特別な番組でした。リスナーの温かい支援、出演者やスタッフの情熱が一体となり、福島の復興への力強いメッセージを発信しました。

2011年夏 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン スペシャル