2012年全仏オープン

2012年の全仏オープン（Internationaux de France de Roland-Garros 2012）は、フランスのパリに位置するスタッド・ローラン・ギャロスで、2012年5月27日から6月11日まで開催されました。男子シングルスの決勝は雨天の影響で中断し、最終日の11日月曜日に順延となりました。

この大会は、同年に開催されるロンドンオリンピックの最終選考会としての役割も担っており、大会後の世界ランキングと付加規定に基づいてオリンピック出場選手が決定されました。

主要な試合結果

男子シングルス

ラファエル・ナダルがノバク・ジョコビッチを6–4, 6–3, 2–6, 7–5で破り、見事優勝を果たしました。ナダルにとって全仏オープン3年連続7度目の優勝となり、オープン化以降ではビョルン・ボルグを抜き、最多優勝記録を更新しました。

女子シングルス

マリア・シャラポワがサラ・エラニを6–3, 6–2で下し、全仏オープン初優勝を飾りました。この勝利により、シャラポワは史上10人目のキャリアグランドスラム達成者となりました。

男子ダブルス

マックス・ミルヌイとダニエル・ネスターのペアが、ボブ・ブライアンとマイク・ブライアンの強豪ペアを6–4, 6–4で破り、優勝を手にしました。ミルヌイとネスターにとっては2連覇となり、共に4度目の全仏オープン優勝となりました。

女子ダブルス

サラ・エラニとロベルタ・ビンチのペアが、マリア・キリレンコとナディア・ペトロワのペアを4-6, 6-4, 6-2の逆転で破り、グランドスラム初優勝を果たしました。エラニとビンチにとって、この勝利は特別な意味を持つものとなりました。

混合ダブルス

サニア・ミルザとマヘシュ・ブパシのペアが、クラウディア・ヤンス＝イグナシクとサンティアゴ・ゴンサレスのペアを7–6(3), 6–1で下し、2009年全豪オープン以来のグランドスラム混合ダブルス優勝を飾りました。

大会概要

全仏オープンテニスは、ローラン・ギャロスとして知られるクレーコートの大会であり、世界中のテニスファンにとって特別な意味を持つ大会です。2012年大会は、数々の名勝負が繰り広げられ、記憶に残る大会となりました。特に、ナダルの圧倒的な強さとシャラポワのキャリアグランドスラム達成は、テニス史に刻まれる出来事として語り継がれています。

外部リンク

公式サイト
国際テニス連盟トーナメントリンク（男子）
国際テニス連盟トーナメントリンク（女子）
* 国際テニス連盟トーナメントリンク（ジュニア）

もう一度検索