2015年北海道議会議員選挙

2015年北海道議会議員選挙

2015年北海道議会議員選挙は、北海道議会の議員を選出するために、2015年4月12日に実施された選挙です。この選挙は、4年に一度の議員の任期満了に伴い行われるもので、第18回統一地方選挙の一環として実施されました。

選挙の背景

北海道議会議員選挙は、1947年の第1回選挙以来、統一地方選挙の日程で実施され、北海道知事選挙と同時に行われてきました。北海道は、かつて社会党や民主党が強い地域であり、道議選では自民党と激しい議席争いを繰り広げてきました。選挙結果は、同時に行われる知事選の結果とともに、その後の道政運営を大きく左右するため、各党は過半数となる51議席の獲得を目指し、激しい選挙戦を展開しました。

選挙の概要

告示日: 2015年4月3日
投票日: 2015年4月12日
改選議席数: 101議席（前回より3議席減）
選挙区: 47選挙区（うち19選挙区で無投票）
立候補者数: 140人（うち28人が無投票当選）

今回の選挙では、定数101議席に対し140人が立候補し、競争率は1.38倍となりました。これは、過去最低だった2007年選挙の1.40倍を下回る数字です。また、47選挙区のうち19選挙区で無投票当選が発生し、その数は28人に達しました。これは、過去最多だった前回選挙の31人に次ぐ多さです。

無投票となった選挙区は以下の通りです。

3人区：上川管内
2人区：札幌市清田区・手稲区・江別市・岩見沢市・後志管内・日高管内・渡島管内
1人区：恵庭市・美唄市・登別市・伊達市・胆振管内・名寄市・稚内市・宗谷管内・オホーツク東部・根室市・根室管内

選挙結果

選挙の結果、自民党は改選前の45議席から4議席増やし、49議席を獲得しました。公明党は、擁立した8名全員が当選し、改選前より1議席増の8議席となりました。これにより、知事選で4選を果たした高橋はるみ知事を支える与党（自民・公明）が、道議会で過半数を制することとなりました。一方、改選前36議席を有していた民主党は、公認24名、同党系無所属4名の計29議席となり、議席を減らす結果となりました。共産党は、改選前の1議席から4議席へと躍進し、会派を結成できる要件を満たしました。維新の党と市民ネットワークは、議席を獲得することができませんでした。無所属は16名が当選し、内訳は与党系1名、野党系（民主党系5名を含む）8名、その他7名となりました。

当日有権者数: 3,370,568名
投票率: 58.61%（前回比-0.62%）

補欠選挙と議員の動静

選挙後には、議員の辞職や死去などにより、補欠選挙が行われる場合があります。また、議員の所属政党の変更や会派の結成なども、議会の勢力図に影響を与える要素となります。

関連項目

2015年北海道知事選挙
2011年北海道議会議員選挙
2019年北海道議会議員選挙

参考文献

2015統一地方選（北海道新聞社）
* 北海道選挙管理委員会

もう一度検索