2017年FIVBバレーボール・ワールドリーグ

2017年 FIVBバレーボール・ワールドリーグ

2017年FIVBバレーボール・ワールドリーグは、この大会が実施される最後の年となる第28回目の開催でした。これを通じて、従来の形式から新しい「バレーボールネーションズリーグ」へと移行する準備が進められました。

大会の形式

大会は、前回の大会と同様の構造で、3つのグループ（グループ1、2、3）に分かれ、各グループには12チームが参加しました。各グループは、予選ラウンドと決勝ラウンドの二段階方式で競われました。具体的には、以下のような流れです。

グループ1

- 予選ラウンド: 12チームは4チームずつ3つのプールに分かれ、3週間にわたって毎週末に3試合を行い、各チームは合計で9試合を戦いました。
- 決勝ラウンド: 予選ラウンドの上位5チームに加え、開催国であるポーランドが出場し、2つのグループに分かれてトーナメント方式で競い合いました。

グループ2

- 予選ラウンド: グループ1と同様に、12チームがプールに分かれ、各チームが9試合を行いました。
- 決勝ラウンド: 予選ラウンドの上位3チームと開催国ポルトガルが出場し、トーナメント形式で優勝を目指しました。

グループ3

- 予選ラウンド: こちらも同様に、12チームが3つのプールに分かれて行い、各チームは6試合を戦いました。
- 決勝ラウンド: 上位3チームと開催国ドイツが出場し、トーナメント方式で競い合いました。

出場チーム

出場チームについては、前回大会グループ2の優勝チームであるカナダと、グループ1の12位のオーストラリアが入れ替わり、また、スロベニアがグループ2に昇格することとなりました。さらに、キューバが予選ラウンドから撤退したため、ポルトガルはグループ2に残留しました。また、プエルトリコの撤退もあり、エストニアとオーストリアが新たに参入しました。

開催地

予選ラウンドは各グループごとに異なる場所で開催されました。

グループ1

- プールA1: イタリア（ペザロ）
- プールB1: セルビア（ノヴィ・サド）
- プールC1: ロシア（スルグト）
- プールD1: イラン（テヘラン）
- プールE1: ブルガリア（ヴァルナ）
- プールF1: フランス（ポー）
- プールG1: アルゼンチン（コルドバ）
- プールH1: ポーランド（カトヴィーツェ）
- プールI1: ベルギー（アントワープ）

グループ2

- プールA2: 韓国（ソウル）
- プールB2: スロバキア（ポプラト）
- プールC2: トルコ（マラティヤ）
- プールD2: フィンランド（ヘルシンキ）
- プールE2: 日本（高崎市）
- プールF2: チェコ（チェスケー・ブジェヨヴィツェ）
- プールG2: 中国（昆山市）
- プールH2: エジプト（カイロ）
- プールI2: オランダ（ロッテルダム）

グループ3

- プールA3: スペイン（バルセロナ）
- プールB3: モンテネグロ（ビイェロ・ポリェ）
- プールC3: ドイツ（フランクフルト）
- プールD3: エストニア（タリン）
- プールE3: チュニジア（チュニス）
- プールF3: オーストリア（リンツ）

大会の意義

この大会は、バレーボール界にとって重要な歴史的節目となりました。新たなバレーボールネーションズリーグへの移行が明らかになり、今後の競技の進化が期待される中、多くの国が優勝を目指して熱戦を繰り広げました。国際大会としての意義を再確認し、選手たちの競技力向上にも寄与したことは間違いありません。

外部リンク

- 大会公式サイト
- 日本バレーボール協会公式サイト

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