2018年の気象・地象・天象

2018年の気象・地象・天象

2018年は、世界中で異常気象や自然災害が多発した年でした。日本では、記録的な猛暑や大型台風、地震などが相次ぎ、甚大な被害が発生しました。以下に、2018年に発生した主な気象、地象、天象に関する出来事を詳細にまとめます。

気象

1月

1月3日：アメリカ・フロリダ州で29年ぶりの降雪が観測されました。
1月4日：コンゴ民主共和国の首都キンシャサで豪雨による洪水が発生し、44人もの犠牲者が出ました。
1月7日：オーストラリア・シドニーで47.3℃という記録的な高温が観測されました。
1月7日：サハラ砂漠のアルジェリア・アインセフラで降雪が観測されました。
1月8日：バングラデシュで観測史上最低気温となる2.6℃を記録しました。
1月9日：アメリカ・カリフォルニア州南部で豪雨による土砂災害が発生し、13人以上が亡くなる被害が発生しました。
1月12日：沖縄県那覇市などで「あられ」が観測されました。
1月16日：ロシア極東のサハ共和国で-67℃を観測しました。
1月25日：東京都千代田区で氷点下4℃を記録しました（48年ぶり）。

3月

3月2日：アメリカ東海岸をノーイースターが襲い、暴風雨、大雪、洪水が発生しました。3000便以上の航空便が欠航しました。
3月5日：前線を伴った低気圧が日本海を通過し、各地で強雨となりました。富士山では土石流が発生し、2名が死亡しました。

5月

5月2日～3日：インド北西部で強い砂嵐が発生し、110人以上が死亡しました。

7月

7月5日：アルジェリアのサハラ砂漠で51.3℃を記録し、アフリカ大陸の観測史上最高記録を更新しました。
7月6日：梅雨前線が活発化し、西日本から東日本にかけて記録的な大雨となりました。
7月18日：岐阜県多治見市で最高気温40.7℃、同県美濃市で40.6℃を記録。国内で5年ぶりに40℃を超えました（7月としては14年ぶり）。
7月23日：埼玉県熊谷市で14時16分に41.1℃を観測し、国内最高気温記録を5年ぶりに更新しました。
7月25日：台風12号が異例のコースを辿り、近畿・中国地方を通過し、瀬戸内海を抜け福岡県に上陸後、南下して九州の南海上でループし、その後中国に上陸しました。

8月

8月17日：北海道大雪山系で降雪が観測されました。

9月

9月4日：台風21号が25年ぶりに非常に強い勢力で日本に上陸。大阪湾沿岸を中心に記録的な高潮が発生し、各地で観測史上1位の風速を記録しました。
9月26日：甲府地方気象台が富士山の初冠雪を観測したと発表しました（9月の冠雪は6年ぶり）。
9月29日：台風24号が沖縄県や本州に上陸し、各地に被害をもたらしました。

12月

12月4日：大分県国東市で27.0℃を記録するなど、日本全国の926観測点のうち351地点で12月の最高気温記録を更新しました。

地象

大阪府と北海道で人的被害を伴う地震が発生しました。前年に続き、津波警報・注意報の発表はありませんでした。

1月

1月5日：パプアニューギニアのカドバー島で休火山が史上初めて噴火しました。
1月10日：ホンジュラス北東沖でマグニチュード7.6の大地震が発生しました。津波情報が出ましたが、大きな被害は報告されていません。
1月23日：気象庁は群馬県の草津白根山が噴火したと発表し、噴火警戒レベルを2に引き上げました。
1月30日：蔵王山で火山性微動が観測され、仙台管区気象台が噴火警戒レベルを2に引き上げました。

2月

2月20日：霧島連山・えびの高原周辺で微小火山性地震が増加しているとして、気象庁は噴火警戒レベルを2に引き上げました。

3月

3月1日：霧島連山の新燃岳が噴火しました。

4月

4月11日：大分県中津市耶馬渓町で大規模な山崩れが発生し、民家4軒を巻き込みました。
4月19日：霧島連山の硫黄山が噴火し、気象庁は噴火警戒レベルを3に引き上げました。
4月19日、27日：アメリカ・イエローストーン国立公園のスチームボート・ガイザーが噴出しました。
4月30日：ニュージーランド北島のロトルアで洪水後に巨大なシンクホールが生じました。

5月

5月3日：アメリカ・ハワイ島のキラウエア火山が噴火しました。

6月

6月3日：グアテマラのフエゴ火山が噴火し、火砕流が発生しました。
6月18日：日本の大阪府北部を震源とする地震が発生しました（マグニチュード6.1、最大震度6弱）。

9月

9月6日：北海道胆振東部地震が発生しました。
9月28日：スラウェシ島地震が発生しました。

12月

12月22日：インドネシアのスンダ海峡でアナク・クラカタウの噴火によるとみられる津波が発生しました。

水象

2月1日：長野県の諏訪湖で5季ぶりに御神渡りが確認されました。
5月1日：ニュージーランド南方の南極海で南半球で史上最大となる23.8メートルの大波が観測されました。

天象

1月

1月31日：皆既月食がありました。

2月

2月5日：小惑星2002AJ129が地球から約420万キロを通過しました。
2月6日：小惑星2018CCが地球から約19万キロを通過しました。
2月9日：小惑星2018CBが地球から約6.4万キロを通過しました。

2月（予定）

2月16日：部分日食が南極・南アメリカで見られました。

7月

7月13日：部分日食が南オーストラリアで見られました。
7月28日：皆既月食がありました。

8月

8月11日：部分日食がグリーンランド、北ヨーロッパ、ロシア、モンゴル等で見られました。

関連項目

2018年の猛暑 (日本)
2018年の地震
2018年の洪水
2018年の地すべり
2018年の山火事
2018年のトルネード
2018年のハリケーン
2018年に地球に接近した小惑星

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