2019年のボルチモア・オリオールズ

2019年のボルチモア・オリオールズは、球団創設以来118年目のシーズンであり、本拠地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズでの27年目のシーズンでした。前年最下位だったチームの再建を託されたのは、1年目のブランドン・ハイド監督でした。所属はアメリカンリーグ東地区です。

オフシーズンの動向

2018年シーズンは47勝115敗と大きく負け越し、地区最下位に沈みました。この115敗という数字は、球団史上ワースト4位タイの記録でした。厳しい結果を受け、球団は12月11日にブランドン・ハイドを新監督に迎え、チームの立て直しを図ることとなりました。

シーズン開幕後の戦い

開幕後も苦戦が続きました。5月21日には、わずか48試合目で100被本塁打という不名誉なワースト記録を更新してしまいます。その後も被本塁打数は増え続け、8月23日には259被本塁打と、さらに記録を更新。最終的には、シーズンを通して305本もの本塁打を浴びる結果となりました。

チームは最後まで苦しみ、9月29日に全日程を終えました。最終成績は54勝108敗で、3年連続となる地区最下位が決定。期待された若手選手の成長も鈍く、チームとしての課題が浮き彫りになるシーズンとなりました。

シーズン終了後には、ベテラン選手のマーク・トランボがFA（フリーエージェント）となり、チームを去りました。

シーズンを彩った記録

苦しいシーズンの中にも、わずかながら明るい話題もありました。8月5日には、ジョナサン・ビヤーがサイクル安打を達成。これはMLB史上292人目の記録となりました。

チームの課題と展望

2019年のオリオールズは、投手陣の立て直しが急務であることが明確になりました。被本塁打の多さは深刻であり、改善が求められます。また、若手選手の育成も重要な課題です。将来を見据え、有望な若手を積極的に起用し、経験を積ませることがチーム再建の鍵となるでしょう。ブランドン・ハイド監督の手腕に期待がかかります。

このほかに、MLBドラフトでの選手の獲得や、チームの先発ローテーションの変遷、首脳陣の一覧、選手の個人成績などが記録されています。

公式ウェブサイト
Baseball-Reference

もう一度検索