2020年東京オリンピックの空手競技

2020年[[東京オリンピック]]空手競技について

2020年[[東京オリンピック]]で初採用された空手競技は、世界空手道連盟（WKF）が管轄し、2021年8月5日から7日にかけて日本武道館で開催されました。この大会では、組手と形の2種目、男女合わせて8種目でメダルが争われました。しかし、2024年パリオリンピックでは正式競技として採用されないことが決定しており、今後のオリンピックでの実施は未定です。

実施種目

競技は、組手と形に分かれて行われました。

組手: 男子は体重別の3階級（67kg級、75kg級、75kg超級）で実施されました。WKF主催の大会では5階級制ですが、オリンピックでは階級が統合されました。試合時間は男女ともに3分間です。
形: 男女それぞれで実施されました。採点形式で、技術や表現力が評価されます。

出場枠

各階級10名、合計80名の選手が出場しました。開催国である日本には全種目開催国枠（計8名）が与えられました。その他、オリンピックランキング上位選手、世界最終予選通過選手、大陸別総合競技大会優勝者、招待選手が出場権を獲得しました。

WKFのランキングは2階級を統合したランキングが作成されましたが、上位4名の選考では、各階級から2名ずつ選出されました。招待選手枠は当初男女各2名でしたが、最終的には男女各1名となり、残りの2枠はオリンピックランキングにより再配分されました。

また、難民選手団から2名が男子組手67kg級と男子形に出場し、合計82名が出場予定でしたが、女子組手55kg級の選手が新型コロナウイルス陽性となり、実際には81名が競技に参加しました。

開催国枠の選手選考

開催国枠の選手は、オリンピックランキングに基づき各種目最上位の選手に出場権が与えられることになっていました。ランキング対象大会は、2018年世界選手権、大陸選手権、KARATE1（プレミアリーグ、シリーズA）などでした。

全日本空手道連盟（JKF）は、集中強化指定選手を対象大会に出場させ、ランキング上位の選手を日本代表に内定する方針でしたが、新型コロナウイルス感染症の流行により、ランキング対象大会が中止・延期となりました。

その後、ランキング対象大会が追加され、選考がやり直されることになりました。最終的に、男子67kg級は佐合尚人選手、女子61kg級は染谷真有美選手が代表候補に選ばれました。

大会形式

形:
予選ラウンド: 2つのグループに分かれ、2回ずつ演武を行い、平均点上位3名がランキングラウンドに進出します。
ランキングラウンド: 3回目の演武を行い、各グループ1位が決勝戦へ、2位と3位が3位決定戦に進みます。
演武で使用する形は102種類の中から選択でき、同じ大会で同じ形を2度使用することはできません。
組手:
予選ラウンド: 2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ上位2名が準決勝に進出します。
3位決定戦は行われず、準決勝で敗退した選手が銅メダルを獲得します。
試合はポイント制で、「有効」（1ポイント）、「技あり」（2ポイント）、「1本」（3ポイント）で評価されます。8ポイント差をつけるか、試合終了時にポイントが多い選手が勝利します。ポイントが同点の場合は、最初にポイントを獲得した選手が勝者となります。
攻撃は、相手に当たる直前で止めるルールとなっています。

競技結果

男子組手では、佐合尚人選手（67kg級）と西村拳選手（75kg級）が予選ラウンドで敗退しました。女子組手では、宮原美穂選手（55kg級）、染谷真有美選手（61kg級）、植草歩選手（61kg超級）が予選ラウンドで敗退しました。

国・地域別のメダル獲得数

（詳細なメダル獲得数については、リザルトブックを参照してください。）

注釈

（注釈については、原文を参照してください。）

出典

（出典については、原文を参照してください。）

外部リンク

空手 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
空手 スケジュール＆結果 - 東京2020オリンピック競技大会
リザルトブック

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