2020年東京オリンピックの飛込競技

2020年東京オリンピック 飛込競技

2020年東京オリンピックの飛込競技は、世界水泳連盟（FINA）の管轄のもと、2021年7月25日から8月7日まで東京アクアティクスセンターにて開催されました。この大会では、男女合わせて8種目が行われ、世界各国から集まったトップアスリートたちがその技を競い合いました。

概要

本大会には、合計143名の選手が出場しました。各国からの出場枠には制限があり、1か国からは男女それぞれ最大8名まで（個人種目は1種目2名、シンクロ種目は1組）が出場できます。

シンクロ競技には、8組が出場しました。出場枠は、2019年世界選手権（光州）で3組、2021年W杯（東京アクアティクスセンター／当初2020年4月開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年5月に延期）で4組、そして開催国枠として1組が割り当てられました。個人競技の出場枠は、2019年世界選手権で12名、2021年W杯で18名、各大陸予選で5名となっていました。

開催国である日本は、男女それぞれ4名ずつのシンクロ競技出場枠を持っていました。2019年世界選手権の男子3mシンクロ板飛込で7位に入賞した寺内健・坂井丞ペアが、日本水泳連盟の選考基準により、日本代表選手として最初に内定しました。その他のシンクロ種目では、村上和基・伊藤洸輝ペア（男子10mシンクロ高飛込）、榎本遼香・宮本葉月ペア（女子3mシンクロ板飛込）、板橋美波・荒井祭里ペア（女子10mシンクロ高飛込）が代表に選出されました。

個人競技では、2019年世界選手権で三上紗也可（女子3m板飛込）と荒井祭里（女子10m高飛込）、大陸予選（アジアカップ）で寺内健（男子3m板飛込）、2021年W杯で玉井陸斗（男子10m高飛込）、西田玲雄（男子10m高飛込）、榎本遼香（女子3m板飛込）が個人競技の出場枠を獲得し、代表選手に内定しました。

競技形式

個人競技では、7名の審査員が各選手の演技を採点します。その際、最高点と最低点を付けた2名を除外し、残りの3名の採点の合計に、演技の難易度を示す係数を掛けて得点を算出します。シンクロ競技では、一方の選手につき3名ずつの審査員が演技を採点し、さらに5名の審査員が2人の選手の同調性を評価します。それぞれの選手の採点と同調性の採点から、最高点と最低点をそれぞれ除外し、残りの5名の採点の合計に難易率を掛けて算出しますが、最初の2回の演技については難易率が2.0に固定されます。

男子は6回、女子は5回の演技を行い、合計得点を競います。個人競技では、予選の上位18名が準決勝に進出し、準決勝の上位12名が決勝に進みます。予選と準決勝の得点は、次のラウンドには持ち越されません。

競技結果

競技の結果は以下の通りです。

男子3m板飛込・決勝
男子10m高飛込・決勝
男子3mシンクロ板飛込
男子10mシンクロ高飛込
女子3m板飛込・決勝
女子10m高飛込・決勝
女子3mシンクロ板飛込
女子10mシンクロ高飛込

メダリスト

各種目のメダリストは以下の通りです。

国・地域別のメダル獲得数

国・地域別のメダル獲得数は以下の通りです。

詳細は、東京2020オリンピックの公式ウェブサイトやリザルトブックをご覧ください。

飛込 競技紹介 - 東京2020オリンピック競技大会
飛込 スケジュール＆結果 - 東京2020オリンピック競技大会
* リザルトブック

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