2024年バーレーングランプリ

2024年バーレーングランプリ レースレポート

2024年F1世界選手権の幕開けを飾るバーレーングランプリが、3月2日、バーレーン・インターナショナル・サーキットにて開催されました。今シーズンは、2チームのチーム名が変更され、スクーデリア・アルファタウリは「ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム」、アルファロメオF1チームは「ステークF1チーム・キック・ザウバー」として参戦。ドライバーラインナップは前年の最終戦から変更なく、ルーキーは不在でのシーズン開幕となりました。

タイヤとDRS

ピレリが供給するドライ用タイヤは、ハード（C1）、ミディアム（C2）、ソフト（C3）の3種類。DRSゾーンは3箇所設定され、ターン1、ターン9、ターン14付近に検知ポイントが設置されました。

フリー走行

2月29日に行われたフリー走行1回目（FP1）は、ソフトタイヤを履いたレッドブルとマクラーレン勢が上位を独占。レッドブルのダニエル・リカルドがトップタイムを記録しました。一方、アルピーヌとハース勢は苦戦しました。

続くFP2では、予選・決勝と同じ時間帯にセッションが行われ、各チームがロングランと予選シミュレーションを行いました。このセッションではメルセデスが1-2フィニッシュ。FP1で低迷したハースは復調の兆しを見せました。レッドブル勢は低迷、マクラーレンのランド・ノリスはミスにより最下位に終わりました。また、ボッタスは赤信号無視により戒告処分を受けました。

3月1日に行われたFP3では、マクラーレンのノリスがパワーユニットを交換。セッションは上位14台がわずか0.847秒差という接戦となりました。

予選

3月1日に行われた予選では、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポールポジションを獲得。2番手のシャルル・ルクレール（フェラーリ）に0.228秒差をつけました。3番手にはジョージ・ラッセル（メルセデス）、4番手にはカルロス・サインツ（フェラーリ）が続きました。レッドブルの角田裕毅はQ2で敗退しましたが、チームメイトのリカルドを上回る走りを見せました。ハースのヒュルケンベルグはQ3に進出する健闘を見せました。アルピーヌ勢は苦戦しました。

決勝

3月2日に行われた決勝レースは、フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンを達成。スタートからゴールまでトップを譲ることなく、2位のセルジオ・ペレス（レッドブル）に22.457秒の大差をつけました。フェルスタッペンはファステストラップも記録し、キャリア5度目のグランドスラムを達成しました。レッドブルは1-2フィニッシュ。フェラーリ勢が3位と4位に入りました。

フェルスタッペンの平均速度は201.581km/h。ファステストラップは1分32秒608でした。彼は全57周でラップリーダーとなり、アルベルト・アスカリ、ミハエル・シューマッハと並ぶグランドスラム達成回数3位タイとなりました。

まとめ

2024年バーレーングランプリは、フェルスタッペンの圧倒的な強さ、そして各チームの戦略、マシンの性能差などが垣間見えたレースとなりました。今シーズンは、新チーム体制となったチームや、昨年からの勢いを維持するチームなど、今後の展開が非常に楽しみです。

もう一度検索