8月12日 (旧暦)

旧暦8月12日

旧暦8月12日は、旧暦8月の12日目にあたります。六曜では先勝です。この日付には、歴史に名を残す数々の出来事や、著名な人物の誕生、そして惜しまれつつもこの世を去った人々の忌日が含まれています。

重要な出来事

元文元年（1736年9月16日）： 徳川吉宗は、名君として知られる大岡忠相を寺社奉行に任命しました。これは、大岡忠相にとって大きな栄誉であり、大名に匹敵するほどの待遇が与えられました。吉宗の英断は、忠相の能力を高く評価し、その手腕を国家運営に生かそうという意図があったと考えられています。この人事によって、寺社行政は改革され、社会に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

誕生

寿永元年/治承6年（1182年9月11日）： 源頼家、鎌倉幕府の第2代将軍が誕生しました。源頼朝の子として生まれた頼家は、幼少期から周囲の高い期待を背負い、やがて幕府の将軍となりました。しかし、その在任期間は長くなく、内紛や暗殺の影に悩まされながら、短い生涯を閉じました。頼家の短いながらも波乱に満ちた人生は、鎌倉幕府の歴史において重要な一節を刻んでいます。

天保11年（1840年9月7日）： 津軽承昭、弘前藩の第12代藩主が誕生しました。承昭は、弘前藩を治めた津軽氏の当主として、藩政改革などに尽力しました。明治維新後も、華族として活躍し、日本の近代化に貢献した人物として知られています。その生涯は、激動の時代を生き抜いた藩主の生き様を物語っています。

慶応4年（1868年9月27日）： 清水澄、日本の法学者、法制史家が誕生しました。日本の近代法制の確立に貢献した重要な人物です。明治時代から昭和時代にかけて、法学教育や研究に尽力し、多くの弟子を育成しました。その功績は、現代日本の法制度の基盤を築いたと言えるでしょう。

忌日

享保19年（1734年9月9日）： 室鳩巣、儒学者、漢詩人が亡くなりました。朱子学を深く研究し、多くの著作を残した室鳩巣は、当時の学界に大きな影響を与えました。その学問への情熱と深い知識は、後世の学者たちに大きな刺激を与え続け、日本の儒学の発展に貢献しました。

寛政8年（1796年9月13日）： 伊達斉村、仙台藩主が亡くなりました。伊達家は、仙台藩を統治した名門であり、斉村はその当主として、藩政に携わりました。時代の変化に対応しながら、藩の安定に尽力した彼の生涯は、江戸時代の藩主像の一端を示しています。

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