81Dojo

81道場：世界へ広がるオンライン将棋サイト

81Dojo（エイティーワン・ドウジョウ）は、日本将棋連盟の後援を受けた、世界中の人々が無料で利用できるオンライン将棋対戦サイトです。日本国内にサーバーを置き、日本語版に加えて英語を公用語とする国際版も運営されており、国境を越えた将棋の普及に貢献しています。

81道場の魅力：充実の機能とグローバルなコミュニティ

81道場の人気の秘密は、その先進的な機能と活気あるコミュニティにあります。特に、対局後の感想戦機能は高く評価されています。対局者だけでなく観戦者も盤面を共有し、変化手順を指し継いだり、盤上に図示を加えたりしながら検討できるため、棋力向上に役立ちます。さらに、将棋アプリでは珍しいチャット機能も備えており、対戦相手や他のプレイヤーとの交流を深めることができます。

2020年1月時点での会員数は約10万人、90ヶ国からプレイヤーが参加しており、日本人が最も多いものの、海外からの利用者も多く、グローバルなコミュニティが形成されています。

81道場の歴史：進化を続ける将棋プラットフォーム

81Dojoの始まりは2009年11月、アメリカの将棋ポータルサイトでの有志による発案でした。2010年1月にβ版を公開、同年12月に正式リリースされ、その後も機能拡充を続けながら進化を遂げてきました。

主な歴史は以下の通りです。

2009年11月: アメリカ合衆国で発案
2010年1月: β版公開
2010年12月: 正式リリース
2011年6月: 3×4マスの将棋アプリ「Try the Shogi 3x4」発表
2011年11月28日: 5大理念を発表
2012年7月: 中将棋専用サーバー導入
2012年12月: 日本語専用アプリとホームページリリース
2013年12月12日: 日本将棋連盟後援認定
2014年3月: リコー杯女流王座戦海外招待選手選抜大会の会場として使用
2015年3月: 将棋連盟公式の段級位認定・免状取得サービス開始
2015年4月: 中国語版サイトリリース
2015年7月: Android/iOS用モバイルアプリリリース
2016年1月: 新システム移行、大会運営機能・サークル機能などを追加
2017年1月: Webブラウザ用対局アプリをHTML5版へリニューアル
2019年5月: Android/iOSアプリを大幅リニューアル、HTML5版の全機能を移植

81道場の理念：5つのS・H・O・G・I

81道場は、2011年11月28日に発表された5つの理念に基づいて運営されています。それぞれの頭文字をとると「SHOGI」となります。

Speedy（スピード）: 迅速かつ柔軟な対応
Humane（人の尊重）: 互いを思い遣れる空間づくり
Open（オープン）: オープンで透明性のある開発
Global（グローバル）: 将棋で世界を繋ぐ
Innovative（革新）: 常識にとらわれず新たな価値創造

81道場の機能と特徴

81道場は、多様な機能と特徴を備えています。

多言語対応: 日本語、英語を始めとした21ヶ国語に対応
国際駒: 漢字の読めないユーザーのための駒のデザイン
充実の感想戦機能: 対局後の盤面共有、変化手順の再現、図示機能
戦型認識機能: 対局リストへの戦型表示、統計分析
非対称レーティング: レーティングデフレ対策
段級位による色分け: プレイヤーの棋力の視覚化
反則手対応: 二歩、打ち歩詰めなど
変則将棋対応: 青空将棋、5五将棋など
駒落ち対応: トンボ、歩三兵など
棋譜共有機能: Twitter、Facebookなどへの共有
ボット対戦: プロレベルから初心者まで対応
大会自動運営機能: 一般ユーザーによる大会開催が可能
マイル制度: 商品引き換えやプレミアム会員制度
ソフト使用に関する規定: ソフトの思考結果を用いた対局を許可
* World Shogi League: 各国の代表による団体戦の開催

81道場とメディア

81道場は、朝日新聞、NHK、週刊将棋など多くのメディアで取り上げられ、その存在感を示しています。

81道場の未来

81道場は今後も、更なる機能拡充とグローバル展開を進め、世界中の人々に将棋の楽しさを届けていくことでしょう。

もう一度検索