A5406CA

A5406CAは、カシオ計算機が開発し、KDDIのauブランドから発売されたCDMA 1Xシリーズの第三世代携帯電話です。この機種は、特にカメラ機能に重点を置いた設計がされており、当時の携帯電話としては画期的な機能を搭載していました。

カメラ機能

A5406CAの最大の特徴の一つは、3.2メガピクセルCCDカメラを搭載している点です。これにより、最大でQXGAサイズ（1536×2048ドット）の高解像度での撮影が可能となりました。デジタルズームも最大12.8倍まで対応していますが、倍率を上げると画像の荒れが目立つという点には注意が必要です。また、QRコード読み取り機能を搭載しており、バーコードを読み取ることで、webサイトへのアクセスや情報取得が容易に行えました。

その他の特徴

A5406CAは、前機種であるA5403CAをベースに、さらなる進化を遂げたモデルです。背面には、DiMAGIC社のDiMAGIC Virtualizer X（DVX）技術を応用したサラウンドスピーカーを搭載しており、着うたをステレオで楽しむことができました。また、リアルタイムOSを採用しているため、近年の端末と比較してもレスポンスが速いというメリットがあります。操作の快適性も高く評価されていました。

auブランドにおける位置づけ

auブランドで販売された携帯電話機の中で、EZアプリ(Java)に対応した最後の機種であり、カシオ製のA540xシリーズとしては最終機種となります。このことからも、A5406CAはauブランド、そしてカシオ製携帯電話の歴史において、重要な位置を占める機種であることがわかります。

発売時期と沿革

A5406CAは、2004年5月17日にKDDIから発表され、同年6月30日に発売が開始されました。当時の携帯電話市場において、高画質カメラと高音質スピーカーを搭載したモデルとして注目を集めました。

関連項目

• - 携帯電話
• - au
• - カシオ計算機
• - CDMA 1X
• - A5407CA: 同時期に発売された兄弟機種です。

外部リンク

• - A5406CA（CASIO）
• - CASIO au携帯電話（CASIO）
• - au by KDDI

A5406CAは、カメラ機能に特化した携帯電話として、当時のユーザーに新鮮な体験を提供しました。また、EZアプリ(Java)対応の最後の機種としても、その歴史的な意義は大きいと言えるでしょう。高画質撮影や高音質再生を求めるユーザーにとって、魅力的な選択肢の一つでした。

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