A5515K

A5515K (えーごーごーいちごーけー) について

A5515Kは、京セラがKDDIおよび沖縄セルラー電話向けに製造したCDMA 1X対応の携帯電話です。auブランドで展開され、当時の通信技術における一定の役割を担いました。

主な特徴

2012年6月時点で、CDMA 1X対応機種として唯一、2GHz帯（CDMA Band-Class 6）のサービスに対応していた点が最大の特徴です。この対応により、当時としては比較的広いエリアでの通信が可能でした。

歴史

2005年11月29日: 順次発売が開始されました。当時の携帯電話市場において、新しい技術を搭載した機種として注目されました。
2012年7月22日: L800MHz帯（旧800MHz帯・CDMA Band-Class 3）によるサービスが終了し、電波が停波しました。A5515Kは2GHz帯に対応しているものの、CDMA 1Xサービス専用であり、au ICカードには対応していなかったため、同年の7月23日以降、利用することができなくなりました。このサービス終了は、通信技術の進化に伴う、旧規格のサービス停止の一例と言えるでしょう。

関連事項

KDDI: A5515Kが提供された通信キャリアです。
au (携帯電話): KDDIが展開する携帯電話ブランドであり、A5515Kはこのブランドで販売されました。
CDMA 1X: A5515Kが対応していた通信規格です。当時の携帯電話通信の主流でした。
京セラ: A5515Kを製造したメーカーです。

外部リンク

* 製品アーカイブ > A5515K （au） - ウェイバックマシン（2009年4月13日アーカイブ分）

このリンクは、過去の製品情報を記録したアーカイブであり、A5515Kの詳細なスペックやデザインを確認することができます。

補足

A5515Kは、その登場からサービス終了まで、携帯電話技術の進歩とともに役割を終えた機種です。特に2GHz帯への対応は、当時の通信環境において重要な意味を持っていました。しかし、au ICカード非対応であったため、サービスの終了とともに利用不可となり、技術の変遷を象徴する一台と言えます。この機種の歴史は、携帯電話の進化の過程を理解する上で貴重な情報を提供しています。

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