ALFEE (アルバム)

ALFEEのアルバム『ALFEE』について

1983年にリリースされたALFEEのアルバム『ALFEE』は、彼らの6枚目のスタジオアルバムであり、ロックバンドとしての名前を冠した初めての作品となっています。このアルバムは、1982年に発売されたシングル「別れの律動」のヒット以降の活動の成果を結集したものであり、大きな注目を集めました。

アルバムの特徴

アルバムのLPジャケットは、シックな黒い背景にALFEEのロゴが施されています。このロゴは独特のギミックを備えており、触れると温度によって色が変わる仕組みになっていました。ただし、経年劣化によってその効果は残念ながら現在では確認できません。特にカセット版には、シングル「別れの律動」のB面にあたる「挽歌」が追加収録されているのも特徴的です。

収録曲

全曲の作詞と作曲は高見沢俊彦が手掛け、編曲はALFEEが行っています。アルバムには、以下の楽曲が収められています。

• - ### A面

1. 夢よ急げ
2. ロックンロール・ナイトショー
3. 別れの律動 (リズム)
4. ANGEL
5. A.D.1999

• - ### B面

1. 愛は想い出の中に
2. 君にしびれて
3. 君はパラダイス
4. 真夜中のロマンス
5. 不思議な関係
6. OVER DRIVE

特に、B面の「君にしびれて」では、曲中に女性の歌声が響きますが、このパートは当時の事務所に所属する女性シンガーが担当していました。また、ライブでは高見沢が裏声を使用して歌っています。後に、この曲はバナナフリッターズによってカバーされ、日髙のり子が女性パートを歌うという新たな解釈も生まれました。

参加ミュージシャン

アルバムにはALFEEのメンバーに加え、サポートメンバーも参加しています。特に印象深いのは、高見沢俊彦がE. Guitar、坂崎幸之助がA. Guitar、桜井賢がBass Guitarを担当し、山石敬之がKeyboardやDrumsを演奏しています。さらに井上鑑が特定の楽曲においてピアノを演奏しており、彼らの音楽的な幅を広げています。

また、浜口茂外也が手掛けた楽曲も多く、特に「ANGEL」、「君にしびれて」、「君はパラダイス」、そして「不思議な関係」では彼の存在が際立ち、アルバム全体に華を添えています。

結論

ALFEEのこのアルバムは、今後の彼らの音楽スタイルの礎を築いた重要な作品です。リリースから数十年が経ってもなお、多くのファンに愛され続けており、深い歌詞やメロディーが多くの人々に感動を与えています。ALFEEはこのアルバムを通じて、自们の音楽的なアイデンティティを確立し、さらなる進化を遂げていくのです。

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