『AMIGO』(アミーゴ)は、日本の
音楽ユニット・
ウカスカジーが2014年6月11日にリリースした初のオリジナル
アルバムです。
トイズファクトリーから発売されました。
制作の背景
元々
サッカーや
フットサルのチームメイトであり、2006年には「
GAKU-MC /
桜井和寿 (
Mr.Children)」名義で
シングル『
手を出すな!』をリリースしていた2人が、
2014 FIFAワールドカップを機に本格的なユニットを結成しました。彼らは「
手を出すな!」の続編となる「でも、
手を出すな!」や、日本
サッカー協会公認
サッカー日本代表応援ソング「
勝利の笑みを 君と」などを制作。当初は
サッカー関連の楽曲のみで
アルバムを構成する案もありましたが、
FM802のキャンペーンソング制作の依頼を受け、
サッカーとは直接関係のない「春の歌」が生まれたことがきっかけとなり、音楽のテーマを広げることになりました。
音楽性と制作
本作に収録された楽曲は、「音楽を通じたコミュニケーション」と「シンプルで自然と口ずさめるメロディ」を重視して制作されました。
GAKU-MCは、普段は自身や桜井が単独で制作する楽曲とは異なり、本作ではあえてシンプルな構成にすることで、行間から生まれる深みや、聴く人それぞれの解釈の余地が生まれることを意識したと語っています。
桜井和寿も、
GAKU-MCのハッピーな音楽性に大きな影響を受け、
ウカスカジーならではの陽気なエネルギーが本作の魅力になっていると述べています。
レコーディングには、
亀田誠治、
寺岡呼人、
DJ FUMIYAといった、2人と親交のある豪華なミュージシャンが多数参加しています。
リリースとプロモーション
アルバムは通常盤のみのリリースで、スリーブケース仕様となっています。
ウカスカジーにとって初のCD作品となりました。
アートディレクターは榮良太が担当しています。
発売日にはYahoo! ライブトークに出演し、
アルバムの魅力を語りました。2019年8月19日には、配信限定ミニ
アルバム『
金色BITTER』のリリースと同時に、本作のダウンロードおよび
サブスクリプション配信が開始されました。ただし、ボーナス・トラックの「Special talk about 『
勝利の笑みを 君と』」「勝て! ペスカドーラ町田」は配信されていません。
ライブパフォーマンス
アルバム発売に先駆けて、
ウカスカジーが所属するMIFAは2014年4月と5月に『MIFA CUP 2014』を開催しました。「音楽とフットボールの融合」をテーマに、音楽ライブのほか、
フットサルやフリースタイルフットボールなどのパフォーマンスが行われました。ライブには
ナオト・インティライミ、
ゴスペラーズ、
RIP SLYME|RIP_SLYMEらが出演し、
名波浩や
福西崇史などの
サッカー解説者も参加しました。イベントの模様は
UULAで一部配信されました。
このイベントでは、本作収録曲である「
勝利の笑みを 君と」「
手を出すな!」「縁 JOY AMIGO」「握手」「春の歌」「mi-chi」の6曲が披露され、会場では
アルバムの先行予約会も実施されました。
収録曲
1. ウカスカアンセム
2. mi-chi
3. サンシャインエブリデイ
4. でも、
手を出すな! (2014 Ver.)
5. 握手
6. 縁 JOY AMIGO
7. 春の歌
8.
勝利の笑みを 君と
9. My Home
10.
手を出すな! 再び (2014 Ver.)
11. Special talk about「
勝利の笑みを 君と」(Bonus)
12. 勝て! ペスカドーラ町田(Bonus)
参加ミュージシャン
桜井和寿:Vocal, Rap, Chorus, Acoustic Guitar, Electric Guitar, Bass, Harp, Organ, Programming
GAKU-MC:Rap, Chorus
亀田誠治:Bass, Programming
寺岡呼人:Programming
DJ FUMIYA (RIP SLYME|RIP_SLYME):Programming, All other instruments, Scratch
布袋寅泰:Electric Guitar
他、多数のミュージシャンが参加。
『AMIGO』は、
ウカスカジーの音楽的な幅広さと、2人の友情から生まれるポジティブなエネルギーが詰まった、聴く人を笑顔にする
アルバムです。