ASKA CONCERT TOUR 12＞＞13 ROCKET

ASKAのライブ作品『ASKA CONCERT TOUR 12>>13 ROCKET』は、同名のコンサートツアーの模様を収めたアルバムおよび映像作品です。このツアーは2012年の暮れから翌2013年3月にかけて全国各地で開催されました。

リリース背景

本作はまず、2013年3月21日に音楽配信という形でリリースされました。特にiTunesでは先行配信が行われています。この配信版に収録された音源は、ツアー期間中の2013年1月26日に東京国際フォーラムにて開催された公演のものです。ジャケット写真も、この日の公演で「Far Away」を歌唱するASKAの姿が使用されており、記録性の高い作品となっています。

その後、ファンの長年の要望に応える形で、2021年4月23日には高画質・高音質でライブの追体験を可能にするBlu-ray版がDADAレーベルより発売されました。

プロモーション

Blu-rayの発売時には、特定の期間内にタワーレコードの対象店舗で本作を購入した際、ASKAの直筆メッセージが印字された特別なレシートが発行されるというユニークなプロモーションが展開されました。

収録曲構成

本作には、ツアーで披露されたASKAのソロキャリアにおける数々の楽曲に加え、CHAGE and ASKA時代の代表曲、さらには意外なカバー曲まで、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

特に「Kicks Street」では、このライブのために新たに書き加えられた歌詞が披露されており、ファンにとっては聴きどころの一つとなっています。また、アンコールで披露された「木綿のハンカチーフ」は、太田裕美の楽曲をカバーしたもので、ASKAが2012年に発表したカバーアルバム『「僕にできること」いま歌うシリーズ』にも収録されていた楽曲です。

以下に、本作に収録されている主な楽曲リストを記載します。括弧内は各楽曲の初版発表年を示し、☆印はCHAGE and ASKAの楽曲です。

• - UNI-VERSE (2008年)
• - SCRAMBLE (2012年)
• - 朝をありがとう (2012年)
• - Girl (1998年)
• - 歌の中には不自由がない (2012年)
• - birth (2005年)
• - Far Away (1988年) ☆
• - はるかな国から (1995年)
• - you & me (1995年)
• - はじまりはいつも雨 (1991年)
• - 冬の夜 (1980年) ☆
• - 水ゆるく流れ (2012年)
• - けれど空は青 〜close friend〜 (1991年)
• - Kicks Street (1998年) - このライブのために歌詞を追加
• - LOVE SONG (1989年) ☆
• - L&R (2009年)
• - バーガーショップで逢いましょう (1997年)
• - 晴天を誉めるなら夕暮れを待て (1995年)
• - 僕の来た道 (2012年)
• - いろんな人が歌ってきたように (2012年)

ENCORE

• - 木綿のハンカチーフ (1975年) - 太田裕美のカバー
• - 同じ時代を (1998年)

この作品は、ASKAがこの時期に表現した音楽世界と、ライブならではの熱気、そして観客との一体感を伝える重要な記録となっています。特にBlu-ray版は、高品位な映像と音声で、当時の興奮をありのままに追体験できる価値あるアイテムと言えるでしょう。

作品に関する詳細情報は、Fellows ASKA Official Web Site内の特設ページでも確認できます。

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