Akane (振付師)

akane：ダンスの枠を超えたクリエイター

akaneは、大阪府岸和田市出身の振付師です。3歳からダンスを始め、日本女子体育大学体育学部運動科学科舞踊学専攻を卒業後、プロの振付師としてキャリアをスタートさせました。

彼女の才能が世に知られるようになったのは、大阪府立登美丘高等学校ダンス部のコーチに就任した2015年からです。2015年から2016年にかけて、同ダンス部を日本高校ダンス部選手権で2連覇に導き、その名を知らしめました。しかし、akaneの真のブレイクは、2017年の第10回日本高校ダンス部選手権でした。登美丘高校ダンス部は、荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』をアレンジした『バブリーダンス』で準優勝。このパフォーマンスを収めた動画がYouTubeに投稿されると、たちまち国内外で爆発的な人気を博し、社会現象となりました。

この成功を受け、登美丘高校ダンス部は第59回日本レコード大賞特別賞を受賞、第68回NHK紅白歌合戦にも出場するなど、大きな注目を集めました。akane自身も、振付師としての仕事が殺到し、メディアへの露出も増加していきました。

2018年には、映画『グレイテスト・ショーマン』主題歌「This Is Me」の日本公開プロモーションビデオの振付を担当。同年、大阪万博誘致スペシャルサポーターにも選ばれ、「世界の国からこんにちは」をテーマにした「万博ダンス」を発表するなど、その活躍の場は多岐に渡っています。

2020年に登美丘高校ダンス部コーチを退任した後も、akaneの活躍は止まりません。2021-22シーズンからはBリーグ川崎ブレイブサンダースのチアチーム「IRIS」のプロデュースを担当し、2022年には映画「SING/シング: ネクストステージ|SING_シング: ネクストステージ」の日本語吹き替え版で声優にも挑戦しました。

2023年には、日本テレビの老舗料理番組『キユーピー3分クッキング』のオープニングとエンディングの振付を担当。さらに、彼女がプロデュース・振付を手掛けるダンスチーム「アバンギャルディ」が、アメリカのオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』シーズン18に出演し、準決勝進出、視聴者投票による決勝進出を果たすという快挙を達成しました。決勝進出は逃したものの、そのパフォーマンスはSNS上で大きな話題となりました。

これまでにakaneが振付を担当したアーティストは多岐に渡り、NiziU、SKE48、NMB48、BEYOOOOONDS、ラストアイドルなど、数多くの有名アーティストのミュージックビデオやライブパフォーマンスの振付を手掛けています。

CMやテレビ番組、映画などの振付も数多く手がけており、その活動は多方面に広がっています。PARCO、JR西日本、フジ・コーポレーション、日清食品、ソフトバンク、Googleなど、大企業のCMの振付にも携わっている他、NHK紅白歌合戦、FNS歌謡祭、ミュージックステーションなど、多くの有名番組にも参加しています。

また、akaneは自身の会社「アカネキカク」を主宰し、ダンスチーム「アバンギャルディ」のプロデュースも行っています。アバンギャルディは、akaneの指導の下、高いレベルのダンスパフォーマンスで注目を集めており、『アメリカズ・ゴット・タレント』への出演もその成果の一つと言えるでしょう。

akaneの振付は、単なるダンスの枠を超え、音楽、映像、物語などを融合させた、総合的なエンターテイメントとして高い評価を受けています。今後も、彼女のクリエイティビティが、様々な分野で新たな感動を生み出していくことは間違いありません。

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