BABY BORN & GO/KINJITO

UVERworldの20枚目のシングルとして2011年12月14日にリリースされた「BABY BORN & GO/KINJITO」は、彼らの音楽性の新たな一面を提示する作品です。前作から約7ヶ月ぶりのリリースであり、10thシングル「激動/Just break the limit!」以来の両A面シングルとなっています。

このシングルは、2011年秋からのツアーに向けて制作され、ライブでの盛り上がりを強く意識した楽曲が収録されています。「BABY BORN & GO」では、誠果のサックスと三沢またろうのボンゴが印象的なパートがあり、これまでのUVERworldのイメージとは異なる新しいジャンルへの挑戦を感じさせます。一方、「KINJITO」は、ライブのオープニングを飾ることを想定して作られた、エネルギッシュでアッパーな楽曲です。

楽曲解説

BABY BORN & GO:
北海道の合宿で生まれた6曲のうちの1つ。サックスとパーカッションが中心となるパートが特徴で、ラップの比重も大きくなっています。TAKUYA∞が制作したデモをほぼそのまま採用し、歌詞は彼がダイアログ・イン・ザ・ダークでの体験から得たインスピレーションを元にしています。初期の仮タイトルは「BABY BONGO」でした。
KINJITO:
こちらも合宿で完成した楽曲ですが、完成までに多くのアレンジが加えられ、難産だったと語られています。TAKUYA∞は「ライブの一曲目に歌いたい変態曲」と表現しており、実際に2011年のクリスマスライブや2012年の全国ツアーでオープニングを飾りました。楽曲の後半には、メンバーそれぞれのソロパートリレーが組み込まれています。誠果のサックスに加え、菅一徹率いるブラス隊、ピアノ、asamiによるコーラスもフィーチャーされています。
* UVER Battle Royal 〜5/L6S mix〜:
DJ mixの第2弾。「L6S」はアルバム『LIFE 6 SENSE』を指し、同アルバムから「NO.1」「勝者臆病者」「CORE PRIDE」「MONDO PIECE」「クオリア」の5曲をミックスしています。前回のミックスが楽曲同士の衝突をテーマにしていたのに対し、今回は楽曲同士が互いを引き立て合うような構成となっています。

「BABY BORN & GO/KINJITO」は、オリコン週間ランキングで2位を獲得し、UVERworldのノンタイアップシングルとしては最高の初動売上を記録しました。初回生産限定盤には、「47/47 Tour 2011」追加公演Zepp Tokyoでのライブ映像を収録したDVDが付属しています。キャッチコピーは「その突きあたりを、まだ真っ直ぐだ。」

このシングルは、UVERworldが常に新しい音楽性を追求し、ライブパフォーマンスを重視する姿勢を体現した作品と言えるでしょう。

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