『BEAT BALL』は、
DA PUMPが
2000年にリリースした3枚目のオリジナル
アルバムです。
アルバムタイトルは「
ダンスパーティー」を意味する「ball」に由来しています。これまでの
アルバムでは、多くの
間奏曲(インタールード)が配置されていましたが、『BEAT BALL』では、最初と最後にインストゥルメンタル曲を配置する構成に変更されました。この構成の変更は、
アルバム全体の流れをよりスムーズにし、リスナーを
ダンスパーティーの世界へと誘う狙いがあったと考えられます。
チャート成績
『BEAT BALL』は、
DA PUMPにとって
シングル・
アルバムを通して初の
オリコン1位を獲得した作品となりました。また、
ジャニーズ事務所に所属しない男性アイドルグループによる
アルバムチャート1位は、1990年代以降初という快挙でした。この記録は、当時の
DA PUMPの人気と実力を示すものであり、彼らのキャリアにおいて重要なターニングポイントとなりました。
パッケージ
初回生産盤は、三方背クリアボックス仕様となっており、コレクターアイテムとしての価値も高めています。
メディアでの披露
2000年7月24日には、人気音楽番組『
HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』に出演し、「BEAT BALLメドレー」を披露しました。このパフォーマンスは、
アルバムの魅力を広く伝え、ファンを熱狂させました。
収録曲について
アルバムには全14曲が収録されています。全曲の作詞はm.c.A・Tが担当し、作曲・編曲は富樫明生が手掛けています(一部例外あり)。
intro "BEAT BALL"
アルバムの幕開けを飾るインストゥルメンタル曲です。
Com'on! Be My Girl!
11th
シングルとしてリリースされた楽曲で、キャッチーなメロディーが特徴です。
Let's get back your love (album version)
10thシングル「I wonder...」のカップリング曲の別バージョンで、アルバム用にリアレンジされています。
Nice Vibe! (feat. BETCHIN' with m.c. A・T)
m.c.A・T、Jin、TOMMYの3人からなるブラックボーカルグループBETCHIN'とm.c.A・Tをフィーチャーしたダンスチューンです。ライブでも非常に人気が高い楽曲です。
We can't stop the music
9thシングルとしてリリースされた、DA PUMPを代表する1曲です。
Back To Your Heart
バックストリート・ボーイズの同名曲の日本語カバーで、ISSAのソロ楽曲です。
One and Only (album version)
11thシングル「Com'on! Be My Girl!」のカップリング曲の別バージョンです。
SOUL ALIVE
タイトル通りソウルフルな1曲。
Little Loneliness 〜しあわせの隙間〜
切ないメロディーが印象的な楽曲です。
Joy My Life
ブルボン「TYCO」のCMソングとして使用された、爽やかなナンバーです。
TRIBE OF LOVE
愛をテーマにした、力強いメッセージが込められた1曲です。
No Cry, No More Cry 〜What is Freedom?〜
自由とは何かを問いかける、深いテーマを持った楽曲です。
I wonder...
10thシングルとしてリリースされた楽曲で、ミディアムテンポのバラードナンバーです。
Mo' Fight! Mo' Bright!
アップテンポで勢いのあるナンバーです。
*
outro "BEAT BALL"
アルバムの締めくくりを飾るインストゥルメンタル曲です。
『BEAT BALL』は、
DA PUMPの音楽性の幅広さと、高いパフォーマンス能力を示す作品であり、彼らのキャリアにおいて重要な1枚と言えるでしょう。