BULLET CLUB

BULLET CLUB（バレット・クラブ）

バレット・クラブは、日本のプロレス団体・新日本プロレスにおけるヒールユニットで、主に外国人選手中心で構成されています。初代リーダーはプリンス・デヴィットで、彼のもとで次々と個性的な選手たちが参加してきました。このユニットは、正統派ファイトを特徴とする選手が多く、他のチームからの裏切りや、突如としてメンバーが加わるなど、ドラマティックな展開が魅力です。

ユニットの特徴

バレット・クラブには、様々な選手が在籍していますが、日本人選手も少数ながら存在し、高橋裕二郎や石森太二などがその代表です。メンバーは、試合中に反則行為や仲間の乱入を駆使して相手への妨害を行い、観客からは「極悪非道の軍団」と呼ばれることもあります。一方で、内部での対立や分裂も頻繁に見られ、仲間同士の関係が複雑に絡み合う様子もこのユニットの特徴です。

結成の経緯（2013年2月 - 5月）

バレット・クラブの始まりは2013年、タッグマッチでプリンス・デヴィットがIWGPヘビー級王者・棚橋弘至から勝利したことが契機です。その後、デヴィットは挑発的なツイートを行い、さらにリング上での暴行を行うことでその影響力を強めていきました。ユニット名は2013年5月にデヴィットが命名し、正式に活動を開始しました。デヴィットは試合後に棚橋を襲撃し、バレット・クラブとしての反則行為を積極的に行うようになります。

雰囲気とスタイル

バレット・クラブのメンバーは、試合中によく両手をピストルの形にしてポーズを決めることがあります。このスタイルは、ユニットのヒールイメージを強調すると同時に、ファンの目を引くために使われます。ユニット結成当初は反則行為が多く疑念を呼ぶこともありましたが、時間が経つうちに次第にそのスタイルは確立され、バレット・クラブの代名詞となりました。

また、内部の人間関係も相変わらず複雑で、時にはメンバー同士が争う姿も見られるため、ファンにとっては常に目が離せない展開が続いています。

略歴

バレット・クラブは、結成から現在に至るまで多くの変遷を経てきました。2013年から2014年にかけてプリンス・デヴィット、AJスタイルズのリーダーシップのもとで活躍し、以降も様々な選手が加入・脱退を繰り返してきました。特に、カール・アンダーソンやドク・ギャローズの存在はユニットに大きな影響を与えました。

2018年には、ケニー・オメガがリーダーとなり、より国際的な存在感を示しました。しかし、2019年を境に内部の対立が激化し、OG（Original Gangster）とELITE（オメガサイド）に分裂しました。この流れの中で、エル・ファンタズモやジェイ・ホワイトといった新メンバーも登場し、それぞれ活躍しています。

現在の状況

2023年にはデビッド・フィンレーが新たなリーダーに就任し、バレット・クラブの新たな方向性を感じさせる展開が見られます。新メンバーや異なる志向を持つ選手が次々と加入したことで、バレット・クラブはこれまで以上に多様性が増しています。[エル・ファンタズモ、KENTA、EVILなど]が関与し、ストーリーラインはますます複雑化しています。

バレット・クラブの動きは、今後も新日本プロレスの重要な要素として注目され続けることでしょう。バレット・クラブは、プロレス界におけるその影響力と人気の象徴であり、ファンにとっても目が離せない存在です。

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