Bibleシリーズの概要
Bibleシリーズは、
松田聖子がSony Musicに在籍していた時期の楽曲を集めたトータル・ベストアルバムです。本シリーズには
2009年までに6作品がリリースされ、多くのファンに支持されています。各アルバムの収録曲は、
松田聖子本人が選曲しており、彼女の音楽史を振り返ることができる貴重なコレクションとなっています。
作品内容
Bibleシリーズには、特別な仕様のアルバムも存在します。例えば『Complete Bible』や『Premium Diamond Bible』は完全生産限定盤として販売され、非常に人気があります。また、『
Bible III』の初回生産版には、特別なジャケットが浮かび上がる特殊加工が施された三方背ボックスが付属しています。さらに、『Premium Diamond Bible』には「
赤いスイートピー」や「SWEET MEMORIES」などの楽曲を元に作られたオリジナルオルゴールもついてくるため、コレクターにはたまらない一品です。
収録曲
各アルバムには多彩な収録曲が揃っており、特に『Complete Bible』にはデビューシングル「裸足の季節」から、移籍前の「素敵にOnce Again」までのシングルのA面とB面が収録されています。具体的にはDisc1からDisc5にかけて、彼女のデビューから移籍前の楽曲に加え、Disc6とDisc7にはシングルのカラオケバージョンが入っています。特に注目すべきは、英語詞のシングルも収録されている点です。
総合収録曲と登場回数
Bibleシリーズ全体で見ると、シングルA面曲が54曲、B面曲が32曲、アルバム収録曲が58曲存在しています。これらの中で、もっとも多く収録されたシングルA面曲は「
赤いスイートピー」、「
Rock'n Rouge」、「天使のウインク」の3曲であり、それぞれ6回登場しています。一方、B面曲としては「制服」が4回、またアルバム収録曲で最も多いものは「マイアミ午前5時」、「時間旅行」、「瑠璃色の地球」が4回ずつ登場しています。
オリジナルアルバムと登場回数
オリジナルアルバムから選曲された曲の中では、『風立ちぬ』や『Pineapple』など、いくつかのアルバムが特に多く選ばれています。それぞれのアルバムからは、6曲が収録されることが多かったのです。
出典:
年間別に見ると特に
1981年から
1983年にかけての年が多く、各年14曲が登場しています。特に
1981年は彼女が大スターとなった年であり、1982年は「
赤いスイートピー」などのヒットでファン層が広がった年です。
作詞作曲の特徴
作詞者別で見ると、最も多いのは
松本隆で70曲を手掛けています。また、彼女自身が作詞した曲も41曲に及んでおり、
松田聖子名義の曲も数多く存在します。さらに、作曲者としてはSeiko MatsudaとRyo Oguraのコンビが最も多く、90年代にはそれらの楽曲が多く見られました。
このように、Bibleシリーズは
松田聖子の音楽の魅力が凝縮されており、彼女のファンにとって貴重なコレクションであると言えるでしょう。