Bluefish

Bluefishとは

Bluefishは、プログラミングやウェブページ作成を目的とした、自由で多機能なテキストエディタです。様々なプログラミング言語とマークアップ言語に対応し、開発者を強力にサポートします。Linux、Microsoft Windows、macOSといった主要なオペレーティングシステムで動作し、幅広い環境での利用が可能です。軽量でありながら、プロジェクト管理のような高度な機能も備えている点が特徴です。

主な特徴

Bluefishは、コーディングを効率化するための豊富な機能を搭載しています。

シンタックスハイライト: 各種プログラミング言語やマークアップ言語の構文を色分け表示し、コードの可読性を高めます。
自動補完: コードの入力を予測し、補完候補を表示することで、入力の手間を削減します。
コード折りたたみ: 長いコードをセクションごとに折りたたんで表示することで、コード全体の見通しを良くします。
自動回復機能: 予期せぬエディタの終了時でも、編集中のデータを自動的に復元します。
ファイル転送機能: FTPなどを利用して、サーバーとの間でファイルをアップロード/ダウンロードできます。
Unicode対応: 多言語の文字コードに対応し、グローバルな開発環境での利用が可能です。
ウェブブラウザ内蔵: 編集中のウェブページをプレビューするためのブラウザを内蔵しています。
スペルチェッカ: プログラミング言語やマークアップ言語に対応したスペルチェッカで、誤字脱字をチェックできます。
複数ドキュメント・プロジェクト管理: 複数のドキュメントやプロジェクトを同時に管理できます。
文字コード対応: 多様な文字コードに対応しており、様々なエンコードのファイルを扱えます。
プラグインによる機能拡張: プラグインとスクリプトを利用して機能を拡張でき、ユーザーのニーズに合わせたカスタマイズが可能です。Bluefish 2.2.8以降では、Sassにも対応しています。

Bluefishの歴史

Bluefishの開発は1997年に、クリス・マズクとオリヴィエ・セシンクによってLinux上で開始されました。当初はウェブページ作成者を支援するためのツールとして開発されました。開発当初は「Thtml editor」という名称でしたが、その後「Prosite」を経て、「Bluefish」という名称に落ち着きました。この名称は、メーリングリストに提案された青い魚のロゴに由来します。Bluefish 1.0以降、ロゴも新たなものに変更されました。

開発状況

Bluefishは、ウィジェット・ツールキットとしてGTKを採用し、C言語で記述されています。C言語によるプラグインAPIが提供されていますが、一部のプラグインはメンテナンスされていない状態です。また、Pythonによるプラグインも存在しますが、Bluefish本体との連携にはC言語によるプラグインが必要です。Bluefishは、ビルド環境にAutotoolsを利用し、GCCとLLVM/Clangの両方でコンパイルが可能です。Windows版は、MinGWを利用してコンパイルされています。

参考文献

公式ウェブサイト
Bluefish - SourceForge.net

関連項目

Webオーサリングツール

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