Bluesman

松本孝弘『Bluesman』

B'zのギタリスト、松本孝弘が2020年9月2日にリリースした12枚目のオリジナルアルバム『Bluesman』。
前作『enigma』から約4年ぶりとなる本作は、松本自身の音楽的なルーツと、内面世界を深く掘り下げた意欲作として、各方面から高い評価を得ています。

概要

本作は、松本が「ジャパニーズ・ブルーズマン」という自身の目標を再認識し、その思いをタイトルに込めた作品です。制作過程では、ブルースだけでなく、ロック、ポップス、民族音楽など、多様なジャンルの音楽を取り入れ、松本の音楽家としての幅広さを示しています。

アルバムには、アイスショー『氷艶 hyoen 2019 -月光かりの如く-』のテーマ曲として先行公開された「月光かりの如く」、氷室京介が作詞とボーカルで参加した「Actually」など、全13曲を収録。

松本は、アルバムタイトルについて、「ブルーズは、自分にとって内面的な心の動き、メンタル面を表している」と語っており、単なる音楽スタイルとしてのブルーズではなく、自身の精神性を表現する手段としてのブルーズを追求した作品となっています。

また、第35回日本ゴールドディスク大賞にて、インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、作品のクオリティの高さが証明されています。

リリース形態

• - 通常盤：CDのみの形態。
• - 初回生産限定盤：CDに加え、DVD、オリジナルTシャツ、ギターピックが付属。DVDには「Waltz in Blue」のミュージックビデオが収録。
• - アナログレコード：LP2枚組。

収録曲

1. BOOGIE WOOGIE AZB 10
- 「ブギウギ・エーズィービー・テン」と読む。麻布十番を意味する「AZB 10」がタイトルに。
- アルバムの1曲目を飾る楽曲であり、制作当初から1曲目を意識して制作。

2. Actually
- 本作で唯一ボーカルが入っている楽曲で、氷室京介が作詞とボーカルを担当。
- 氷室京介との親交が実を結び実現。松本が「ブルージーなもの」というコンセプトを伝え、氷室は松本の楽曲を聴いて快諾。
- デモ音源を聴いた氷室がその場で歌い、松本は鳥肌が立ったという。

3. Here Comes the Taxman

4. Be Funky !
- アルバム制作過程の4曲目に制作された楽曲。
- カッティングギターのリフから始まり、ヴァースのメロディは試行錯誤を重ねて完成。
- ホーンセクションは、Yukihide "YT" Takiyamaのアレンジによるもの。

5. Rainy Monday Blues 〜 茨の道

6. 月光かりの如く
- アイスショー『氷艶 hyoen 2019 -月光かりの如く-』のテーマ曲として書き下ろされた。

7. 漣
- ギターとストリングスのみで構成された楽曲。
- イントロとアウトロには波の音が使用されている。
- 「Waltz in Blue」と対になるイメージで制作。

8. Waltz in Blue
- ワルツのリズムを取り入れた楽曲。
- ミュージックビデオが制作されている。
- 松本が監修したシングルモルトウイスキー「Waltz in Blue 青の円舞曲」も発売。

9. 花火

10. Asian root
- メロディの奥のリフから制作。
- アジアの国際関係悪化に対し、ルーツはひとつになればという思いが込められている。

11. Good News
- 頭のリフから創られた楽曲。
- 大賀好修がアレンジを担当。

12. Arby Garden
- タイトルの「Arby」は、実在する地名に由来。
- コード進行からメロディを乗せて制作。
- アレンジャーの寺地とビートルズを意識して制作が進められた。
- ブライアン・ティッシーがドラムで参加、リンゴ・スターのようなビートを刻んだ。

13. Lovely

タイアップ

• - アイスショー『氷艶 hyoen 2019 -月光かりの如く-』テーマ曲（#6）

参加ミュージシャン

• - [松本孝弘]]：ギター、全曲作曲・編曲
• - 氷室京介：ボーカル(#2)、作詞]
• - [松井五郎：作詞]
• - 寺地秀行：[編曲]
• - Yukihide "YT" Takiyama：[編曲]、プログラミング(#6)、バックグラウンドボーカル(#2)
• - [大賀好修：編曲]
• - ブリタニー・マッカレッロ：ドラム(#1, 4)
• - シェーン・ガラース：ドラム(#2, 5, 11)
• - ブライアン・ティッシー：ドラム(#3, 12)
• - 玉田豊夢：ドラム(#6, 8, 9, 13)
• - スティーブ・ビルマン：ベース(#1, 3-5, 12)
• - トラヴィス・カールトン：ベース(#2, 11)
• - 種子田健：ベース(#6, 8, 9, 13)
• - ジェフ・バブコ：[オルガン], ウーリッツァー(#2, 3), ホンキートンク[ピアノ], [シンセサイザー]
• - 小野塚晃：ローズ(#5, 13), [オルガン], [ピアノ]
• - グレッグ・ベイル：テナー＆バリトン[サクソフォーン], [サクソフォーン]
• - アンディ・ウルフ：アルト＆バリトン[サクソフォーン]
• - アンドリュー・カーニー：[トランペット]
• - 上石統：[トランペット]
• - 東條あづさ：[トロンボーン]
• - 高桑英世：[篠笛]
• - [斉藤ノヴ：パーカッション(#2, 4, 10, 13)
• - MIKA HASHIMOTO with Lime Ladies Orchestra：ストリングス(#3, 6-9, 12)
• - チェン・ミン：[[二胡]

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